BMWの3シリーズをベースとする「B3」とは別物“旗艦モデルに匹敵”するアルピナ「B4グランクーペ」の完成度
グランクーペのドライブフィールも4シリーズの流儀
アルピナ「B4グランクーペ」の実力を、東京から京都までのロングドライブでチェックすることができました。

思い返せば2016年、BMWはそれまでの「3シリーズクーペ」の発展的な後継モデルとして「4シリーズ」をデビューさせました。「6シリーズ」や「8シリーズ」の伝統に沿う偶数のネーミングは、6シリーズが“5シリーズクーペ”を名乗らないのと同様に、単に「3シリーズ」の2ドアクーペ版ではないことを意味していました。
端的にいって4シリーズは、低く幅広でドライビングテイストもキャラクターもセダンの3シリーズとは異なっていました。かつての3シリーズクーペは、どちらかというと2ドアサルーン的で、そこがスタイル的にも魅力的でしたが、4シリーズになるともはや3シリーズとの共通性はフロントマスクやライト回りのイメージ(そしてインテリア)のみとなっています。
同様に、4ドアクーペである「4シリーズグランクーペ」も、4シリーズを名乗る以上は3シリーズとはまるで違います。ドライブフィールはあくまでも4シリーズ的。今回、4シリーズグランクーペをベースとするアルピナB4グランクーペに乗って、改めてそう確認しました。3シリーズのセダンとツーリングをベースとする「B3」とはまるで違う、と。
B3がデビューして以来、筆者はB3に首ったけです。もっと厳密にいうと、B3のアシが気に入っています。もちろん、最高の足回りに始まってパワートレインもデザインもお気に入りで、要するに完成度の高さで群を抜く存在だと評価しています。B3は実用車として“上がりの1台”、“最も優れたガソリン車の1台”として筆者の心にランクされています。
そのため、2023年3月に日本とドイツで新型B4グランクーペがワールドプレミアされたとき以来、B4にはひとかたならぬ期待を寄せていました。試乗車が用意されるまでの間、「B8グランクーペ」の素晴らしいスポーツ性とGT性能を堪能していたこともあり、余計に期待が膨らんでいたのです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】