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メルセデス・ベンツで最も売れているSUVが全面改良 新型「GLC」はどう進化?

乗り心地も上々 後輪操舵で小回り性能も抜群

 日本にまず導入されたのは、2リッター直列4気筒のクリーンディーゼルを搭載する「GLC220d 4MATIC」で、車両価格は820万円です。

メルセデス・ベンツ新型「GLC220d 4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型「GLC220d 4MATIC」

 OM654Mエンジンは、2mmのボア拡大により排気量が42cc拡大して1992ccとなったほか、燃料噴射圧を2500barから2700barに引き上げるなど進化していて、197馬力・440Nmを発生します。

 可変タービンを採用した水冷式ターボチャージャーを搭載し、最大17kW(23馬力)と205Nmを発生するISGや、効率の高い9速ATが組み合わされています。4MATICのトルク配分は前:後45:55となっています。

 これらにより、極めて俊敏なアクセルレスポンスと驚くほどなめらかなパワー伝達を実現しています。WLTCモード燃費も、従来の15.1km/Lから18.0km/Lへと、実に19%も改善しています。

 メルセデスはDCTもよくできていますが、やはりリニアで力強い特性のエンジンとISGとトルコンATの相乗効果で実現したスムーズで乗りやすいドライブフィールは、とくに頻繁に発進停止をくりかえす日本の都市部ではなおのことありがたく感じられます。

 試乗車にはアジリティコントロールサスペンションやエアマチックサスペンションが装着されていて、乗り心地もハンドリングも上々の仕上がりでした。

 低~中速域では小回りをサポートし、高速走行時には安定性を確保するというリアアクスルステアリング(後輪操舵)装着車は最小回転半径が標準の5.5mから5.1mとなり、実際にドライブしても、まず小回りのよさに驚きます。

 ハンドリングも、まさしく意のまま。俊敏でありながら挙動が乱れにくく安定しています。高速巡行時には、優れた直進安定性を発揮して、レーンチェンジでの揺り返しも気になりません。

 エアサスペンションも非常によい仕事をしていて、路面の凹凸をしなやかに吸収して振動を瞬時に収束させてくれます。

 基本性能の高さに加えて、後輪操舵やエアサスのこれまた相乗効果により、どんなシチュエーションでもリラックスして乗れる仕上がりとなっています。

 ダイナミックセレクトをいじるとわかりやすくクルマの性格が変わり、スポーツを選ぶと瞬発力と俊敏さがともに高まります。

 また新型GLCにはオフロードモードが設定されたことにも注目です。今回は悪路走行を試していませんが、車両のフロント下方の路面の映像を映し出す「トランスペアレントボンネット」や、オフロード走行に関連する各種情報をディスプレイに表示する「オフロードスクリーン」が市街地でも重宝する機会もあることでしょう。

 ARナビゲーションを備えた対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や、先進安全運転支援システムについても、より機能の充実したSクラスなどと同等の最新世代のものが搭載されています。

 今後はプラグインハイブリッドの導入も予定されているほか、AMGモデルなども含め徐々にラインアップが拡充されていくことと思われますが、まずは皮切りに導入されたディーゼルモデルの第一印象が期待どおり上々であったことを、お伝えしたいと思います。

メルセデス・ベンツ新型「GLC220d 4MATIC」のインテリア
メルセデス・ベンツ新型「GLC220d 4MATIC」のインテリア

Mercedes-Benz GLC220d 4MATIC
メルセデス・ベンツGLC220d 4MATIC

・車両本体価格(消費税込):820万円
・試乗車オプション込み価格(消費税込):1043万7000円
・全長:4725mm
・全幅:1890mm
・全高:1635mm
・ホイールベース:2890mm
・車両重量:2020kg
・エンジン形式:直列4気筒ディーゼルターボターボ+ISG
・排気量:1992cc
・駆動方式:4WD
・変速機:9速AT
・最高出力:197ps/3600rpm
・最大トルク:440Nm/1900−2800rpm
・燃費(WLTC):18.0km/L

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