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いまや“本家を上回る人気モデル”スバル新型「クロストレック」は従来モデル「XV」からどう進化した?

履き心地のいいスニーカーのようにつき合いやすいモデル

 今回のフルモデルチェンジを機に、スバル「XV」が海外向けのネーミングとして親しまれていた「クロストレック」へと改名しました。

フルモデルチェンジを機に名称だけでなくパワートレイン設定やポジショニングも変化したスバルのコンパクトSUV新型「クロストレック」
フルモデルチェンジを機に名称だけでなくパワートレイン設定やポジショニングも変化したスバルのコンパクトSUV新型「クロストレック」

 スバルで最もコンパクトなSUVとなる新型クロストレックは、履き心地のいいスニーカーのようにつき合いやすいモデル。ボディサイズは全長4480mm、全幅1800mm、全高1550〜1580mmとコンパクトで、トヨタ「カローラクロス」やホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-30」がライバルとなるクロスオーバーSUVです。

 上記した国産ライバルはベース車とは異なる専用ボディを持っていますが、新型クロストレックはハッチバック車である「インプレッサ」とボディを共用しています。そのため、ハッチバック車と同じ感覚でドライブできるのが美点です。

 ボディの構造やメカニズムも基本的にインプレッサと共通ですが、新型クロストレックのエクステリアには黒い樹脂製パーツが随所にあしらわれ、よりラギッドでアクティブな雰囲気に仕上がっています。実車を見ると、同じボディを使いながら印象は随分異なります。

 もうひとつの違いは、インプレッサに比べて車高がアップしていること。悪路走破性の善し悪しを左右する基準のひとつとされるロードクリアランスは、本格オフローダーとして名高いスズキ「ジムニー」の205mmに迫る、200mmというゆとりの数値なのが魅力です。

 新型で特筆すべきは、パワートレインの変更です。先代のXV時代は、エンジンが1.6リッターと2リッターの2タイプが用意されていたのに対し、駆動方式は4WDのみでした。しかし新型クロストレックは、エンジンを2リッターのマイルドハイブリッドに一本化。その一方、駆動方式は4WDに加えて2WD(前輪駆動)も選べるようになりました。

 これにより新型クロストレックは、4WDが必要ないユーザーにも受け入れてもらえる存在となりました。一部には「SUVなのに2WDなんて!」という声も聞こえてきそうですが、ライバル勢を見渡しても、現状、2WD車が販売の中心です。新型クロストレックのパワートレインは、まさに今という時代に合わせた変化といえるでしょう。

 さらに新型クロストレックは、インプレッサとの位置関係が完全に入れ替わったのも特徴です。XV時代は“インプレッサの派生モデル”という位置づけでしたが、新型クロストレックは“インプレッサと並ぶ関係”どころか、“クロストレックの方がメイン”といえるほど重要な存在となっています。

 それを実感するのが、発売の順番。これまではインプレッサが先にフルモデルチェンジし、XVは遅れて登場していましたが、新型はクロストレックが先にデビューと、順番が逆転したのです。

 その最大の理由は、ここ数年でSUV人気が爆発的に高まり、販売台数面でXVがインプレッサを超える人気モデルになったこと。確かにクロスオーバーSUVに乗ってみると、人気の理由がすぐに分かります。悪路走破性が高いので雪道やキャンプ場周辺の未舗装路などでも安心して走れますし、地面に対する着座位置がセダンやハッチバックよりも“少し高い”ため、とても乗り降りがしやすいのです。こうした便利さがクロスオーバーSUVの人気を集める要因といえるでしょう。

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