いまや“本家を上回る人気モデル”スバル新型「クロストレック」は従来モデル「XV」からどう進化した?
スタイリングに惹かれて選ぶ人にもおすすめできる2WD
ここからは、新型クロストレックが履き心地のいいスニーカーのようにつき合いやすいモデルと表現した理由を説明していきましょう。

理由その1は、乗りやすいことです。スニーカーの美点って、ある程度ルーズに履ける気軽さだと思うのですが、新型クロストレックも同様の魅力を備えています。乗り降りしやすい上に、ボディサイズも大きすぎないため、気をつかわずに運転できるのです。しかも、前方だけでなく斜め前方や斜め後方の視界がいいのも運転のしやすさに効いています。
理由その2は、ドライブフィール。ハンドリングはスポーティだけどシャープすぎず、かといって鈍すぎないちょうどいいバランス。シューズでいえば革靴のようにフォーマルでかしこまった感じはなく、だからといって本格的なランニングシューズのようにストイックでもない。ペースを上げて走っても踏ん張れる上に街中でも履き心地がいい、まさにスニーカーを思わせるドライブフィールなのです。
そのため新型クロストレックは、運転していて乗り心地を含めてイヤな部分が全くありません。長く時間をともにする愛車選びにとって、これは重要なポイントだと思います。

また、新たに追加された2WD車のドライブフィールも好印象のものでした。4WD車に比べてより軽快で、心地よくドライブできます。双方の車重の差は50kgほどですが車体の軽さを実感でき、まるで軽量なスポーツカーのように峠道をひらひらと舞う感覚を味わえます。
一方の4WD車は、悪路走破性や雪道での優れた走破性を期待できるのはもちろんのこと、舗装された路面においても挙動が実に安定しています。
またハンドリングにおいても、2WD車よりライントレース性が高く、深く曲がり込んだコーナーの後半でアクセルペダルを踏んで曲がってもクルマが外側へはらみにくいのが印象的。つまり、4WDメカをすべりやすい路面の安定性向上だけに利用しているのではなく、舗装路でのコーナリング性能向上にも活用しているというわけです。
オールマイティさを求めるのであれば、断然4WDに軍配が上がります。雪の降る地域に住んでいる人やウインタースポーツを楽しむ人、そしてぬかるんだ未舗装路での駆動力も高いので、キャンプを楽しむ人にも積極的におすすめします。
一方、雪道やアウトドアとは縁のない都市で暮らす人は、2WD車を選んでもOK。スタイリングに惹かれてクロストレックを選ぶ人にもおすすめです。4WDよりリーズナブルな点も魅力といえます。
* * *
新型クロストレックは、単にXVからネーミングが変わっただけの正常進化モデルではありませんでした。2WD車の追加によって、より多くのユーザーにフィットするモデルとなったことは間違いありません。
●SUBARU CROSSTREK Limited
スバル クロストレック リミテッド
・車両価格(消費税込):306万9000円(2WD)/328万9000円(4WD)
・全長:4480mm
・全幅:1800mm
・全高:1550〜1580mm
・ホイールベース:2670mm
・車両重量:1560kg(2WD)/1610kg(4WD)
・エンジン形式:水平対向4気筒DOHC+モーター
・排気量:1995cc
・変速機:CVT(リニアトロニック)
・エンジン最高出力:145ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:188Nm/4000rpm
・モーター最高出力:13.6ps
・モーター最大トルク:65Nm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)ダブルウイッシュボーン式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)225/55R18、(後)225/55R18
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