8代目シボレー「コルベット」の最強モデル「Z06」日本初公開 サーキットで鍛えたV8エンジンは646馬力を発生
レーシングカーをベースとする高性能なスペシャルモデル
2019年7月にワールドプレミアされて以来、世界的に高い人気を獲得している第8世代のシボレー「コルベット」。その高性能バージョンである「コルベットZ06(ズィー・オー・シックス)」が、富士スピードウェイで開催されたファンイベント「シボレー ファン デイ2023」で日本初公開されました。

8世代目ということで“C8”と呼ばれる現行コルベットは、歴代モデルで初となるミッドシップレイアウトを採用。従来のコルベットを超えた異次元のパフォーマンスや優れた快適性などにより、日本だけでなく世界的にも高い評価を得ています。
今回、日本初公開となったコルベットZ06は、C8コルベットをベースとするレーシングカー「コルベットC8.R」をベースに、サーキット走行を前提としたパフォーマンスカーとして設計・開発された高性能モデルです。魅力的なドライビングエクスペリエンスを提供するための最重要課題として、エンジンレスポンスと走行性能を徹底的にブラッシュアップしています。
心臓部には、市販車に搭載される自然吸気V8エンジンとしては最高の出力を誇る、新開発の5.5リッターV型8気筒DOHCエンジン“LT6”を搭載。軽量な“フラットプレーンクランクシャフト”の採用で高回転域まで回るようになった同エンジンは、日本仕様でも最高出力646psという並み外れたパワーを実現しています。
ちなみにLT6は、コルベットC8.Rに搭載される“LT6R”をベースとするエンジン。耐久ロードレースの厳しい世界において性能と耐久性に磨きをかけ、8600rpmからのレッドゾーン、フルレーシングスタイルのドライサンプオイルシステム、入念にチューニングされた吸排気システム、独特のエンジンサウンドなど、サーキット走行に特化した性能のあらゆる面を補完するよう設計されています。
●スタンダードなコルベットに対して全幅を85mm拡大
コルベットZ06のディテールには、共通のシャシー、類似したエンジン構造とデザインを採用するレーシングカー、コルベットC8.Rで得られた知見と経験がフィードバックされています。
日本仕様のコルベットZ06は、同じく日本仕様のC8コルベットクーペに対して全幅を85mm拡大。345mm幅というワイドなリアタイヤを装着し、大パワーを余すところなく路面へと伝えます。
ボディの拡幅によって、左右に1基ずつ設けられるラジエターへと空気を送り込むサイドエアベントも拡大し、空気の流入量が増大。併せて、Z06専用のフロントマスクから3つのフロントラジエターへと効率的に空気を配分することで、冷却性能を飛躍的に向上させています。
このほかコルベットZ06は、サーキットを高速で走行する際の安定性とコーナリング性能を向上させるべく、調整可能な“ウィッカービル”を備えたユニークなリアスポイラーを標準装備。これにより、時速186マイル(約300km/h)走行時のダウンフォースは362ポンド(約164kg)もアップしたといいます。
足回りでは、コルベットの市販モデルでは最大サイズとなる、フロント20インチ、リア21インチの鍛造アルミホイールを採用。また、独自チューニングを施した可変式サスペンション“マグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール”や、フロントが直径370mm、リアが直径380mmのブレンボ製ブレーキディスク、さらに、ピストン数を4個から6個へ増強したフロントブレーキキャリパーなど、サーキット性能を高めるための強化がしっかり施されています。
* * *
今回お披露目されたのはコルベットZ06の日本導入モデルで、その仕様は力強さを強調するブラックのボディカラーに、洗練された印象を与えるアドレナリンレッドのインテリアカラーを組み合わせた最上級グレード「3LZ」の1種類のみとなっています。
Z06は世界的に人気のため、ゼネラルモーターズ・ジャパンは少しでも早く日本市場へ導入すべく、今回は仕様をしぼり込んだといいます。ただし“おかわり”も検討中といいますから、第2弾、第3弾の導入時には他の仕様が選ばれる可能性も十分考えられます。
なお、コルベットZ06は販売台数が僅少のため、抽選販売を予定しているとのこと。正式な販売台数や抽選方法については2023年夏にあらためてアナウンスされる予定です。ちなみに予定価格は、消費税込で2500万円となっています。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】