往年のカワサキ「エリミネーター」は125〜900ccまで「多彩な排気量のエンジン」を設定! 新型もバリエーション拡大か!?
「Ninja」のエンジンを搭載するのは初代モデルからの伝統
2023年3月の発表直後から高い人気を獲得しているカワサキのクルーザーバイク「エリミネーター」。そのネーミングを耳にして、なつかしい気持ちになったベテランライダーも少なくないでしょう。
実は「エリミネーター」シリーズは、誕生以来、多彩な排気量がラインナップ。幅広い層のライダーから高い支持を集めるモデルだったのです。

「エリミネーター」という車名を冠したモデルが初めて誕生したのは1985年のこと。同社の“ニンジャ”ブランドのルーツでもある「GPZ900R」の水冷4気筒エンジンを、ロー&ロングな車体に搭載したモデルでした。
「GPZ900R」といえば、当時の世界最速モデル。そのエンジンを搭載した初代「エリミネーター」は“加速力を競うドラッグレーサー”をコンセプトに開発されただけあって、従来のクルーザーとは一線を画す動力性能を誇りました。
新型「エリミネーター」も「Ninja400」と同じエンジンを搭載していることが特徴ですが、それは初代から受け継がれた血統ともいえます。
ちなみに、当時は日本国内で販売されるバイクの排気量を750ccまでとする自主規制があったため、日本国内向けに「エリミネーター750」が用意されていました。
1986年には、日本国内向けに「エリミネーター400」が登場。このモデルは「GPZ400R」の水冷4気筒エンジンを搭載していました。同じ頃、輸出モデルには「エリミネーター600」「エリミネーター500」も用意され、海外では1997年型までラインナップされていたようです。
1988年には、キャストホイールを履き、ビキニカウルを装備した「エリミネーター400SE」と、スポークホイールにメッキパーツを多用した「エリミネーター400LX」に分化。1993年には再び仕様が統合され、それがかつての「エリミネーター」の最終モデルとなりました。
●かつては125ccや250ccの「エリミネーター」も存在
1987年には、2気筒の250ccエンジンを搭載する「エリミネーター250」も登場。こちらは「GPX250R」のエンジンを搭載しており、スポーツバイクのパワーユニットを積むドラッグマシン、というシリーズコンセプトは250ccクラスにも受け継がれました。
この250ccモデルにも、1988年にビキニカウルを装備した「エリミネーター250SE」が、1989年には「エリミネーター250LX」が登場します。この2台は1996年までラインナップされていたので、記憶に残っている人も多いことでしょう。
ここまでは、基本的に並列エンジンを採用していましたが、1997年にはV型2気筒エンジンを搭載した「エリミネーター250V」が登場します。従来の、スポーツバイクのエンジンを搭載したドラッグマシンというコンセプトから、一般的なクルーザースタイルのバイクとなったため、記憶に残っている人は多くはないようです。
このモデルとイメージを共有する125ccの「エリミネーター」もタイで生産されており、正規輸入の形で国内でも販売。エンジンは空冷単気筒で、2008年までラインナップされていました。
* * *
あらためてその歴史を振り返ってみると、ロー&ロングなスタイルと多彩な排気量を持つ力強いエンジンバリエーションが、かつての「エリミネーター」シリーズの人気の源だったように思います。
新型「エリミネーター」も、ロー&ロングなクルーザースタイルは不変。また、「Ninja」譲りのエンジンも、すでに海外市場向けに451cc仕様が登場するなど、エンジンバリエーションの拡大にも期待が持てます。
この変わらぬ“「エリミネーター」らしさ”こそ、高い人気を集める理由なのかもしれません。
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