「CO2の大幅削減が可能なeフューエルへの対応を検討中」ステランティスのキーパーソンが語る“未来への挑戦”と“フィアットの魅力”
「ベルランゴ」と「リフター」は日本市場でも非常に好調
先日開催されたフィアット「ドブロ」の試乗会において、ステランティスのインディア&アジア・パシフィック・リージョンのヴァイス・プレジデント、ビリー・ヘイズさんにお会いしました。
日本を含む25の市場を取りまとめているビリーさんに、フィアットの最新モデルであるドブロのこと、フィアットブランドのこと、そして、ステランティスの現在と少し先の未来についてうかがいました。

──ステランティスには、小型MPVであるシトロエン「ベルランゴ」とプジョー「リフター」をすでに日本市場へ投入しています。それらの販売状況はどのような状況でしょうか?
「2台のセールスはとても好調だと思います。まずベルランゴに関しては、日本の輸入MPVのカテゴリーでナンバーワンのセールスを記録するなど、おかげさまで非常に好調です。
言葉は適切かどうか分かりませんが、ベルランゴは“カルト的な人気”を誇っているモデルであり、ファミリー向けでとても快適です。2022年はバックオーダーを抱えるほどのご好評をいただきましたが、現在は供給状況が好転し、お待ちいただいていた方々のお手元にも届くようになりました。7人乗りモデルが新たに加わったことで、今後も好調を維持できるだろうと予想しています。
対するリフターは、プジョーらしいスタイリッシュさをより前面に押し出しています。リフターにも5人乗り仕様と7人乗り仕様の両方がそろったことで、販売台数も伸びています。
ベルランゴもリフターも、多彩で楽しい使い方が想像できるクルマだと思います」
──2台が好調なセールスを記録している中、同じカテゴリーの同じクラスに3台目となるMPV、ドブロを導入したのはなぜでしょう?
「私は個人的にクルマ好きのため、ミニバンを見てエキサイティングな気持ちになることはあまりないのですが、今回、ドブロを自分の目で見て、初めて『これはいいな!』と思いました。
シンプルで親しみやすいフレンドリーなデザインですし、ファミリーユースにも向いていて、これがあればなんでもできると感じました。みんなでどこかへ外出するのもよし、サーフボードを積んで遊びに出かけるのもよし。クルマの中でなんでもできるような気分になれますね。まさに使い方は自由自在です。
これまでフィアットのラインナップ中、最も大きなクルマは『500X』でした。フィアットは日本でとても人気のあるブランドで、特に『500』は圧倒的です。でも、もっと大きなクルマを待ち望んでいたフィアットのファンもいらしたはずです。
そうしたファミリー層のために新しい選択肢をつくりたかった。フィアットというブランドを長年愛してくださったお客さまのために、フィアットのMPVを用意することに意味があると考えたんです。それが日本市場へ投入した一番の理由ですね」
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