「CO2の大幅削減が可能なeフューエルへの対応を検討中」ステランティスのキーパーソンが語る“未来への挑戦”と“フィアットの魅力”
ベルランゴやリフターにはないフィアット「ドブロ」の強み
──シトロエンやプジョーとシェアを食い合ってしまうという心配はありませんか?
「ありません。私たちのお客さまは、フィアットが好きな人はフィアット、シトロエンが好きな人はシトロエン、プジョーが好きな人はプジョー、と、はっきりしているのです。

正直に申し上げると、あまり個性が際立たないようなモデルが多いカテゴリーですが、我々はその中に、3つの独自性のあるブランドのモデルを投入しています。お客さまの個性を表現したい気持ちに、それぞれがお応えできる選択肢を持っているのです。それこそが私たちの大きな強みだと思うのです。
それに日本においては、このセグメントのボリュームはとても大きいです。フィアットファミリーにもこうしたMPVが加わったことで、私たちは販売に関しても期待をしています」
──例えば、ベルランゴには素晴らしい乗り心地が、プジョーには上質でスポーティな乗り味があります。では、ドブロの強みはどんなところにあるのでしょう?
「3姉妹はもちろん共通項が多いのですが、やはりブランドそれぞれに独立したDNAがあるため、自然と差別化が生じます。
フィアットの場合、フレンドリーさ、オープンさが個性でしょうか。それらはふたつのフレンチブランドとは明確に異なります。それは、同じカテゴリーのどんなクルマにもないフィアットならではのもので、それを家族なら家族全員、仲間どうしなら仲間全員、それぞれが思い思いに満喫できる。それがドブロというクルマです。
だから私たちは、ドブロのキーワードを“ジブン時間”とし、スローガンにもしています。イタリアンブランドがお好きな方には、とてもフィットするモデルだと思います」
──ステランティスは今、電動化を強力に押し進めていて、ドブロにもイタリア本国には「Eドブロ」というEV(電気自動車)がラインナップされています。そんな中、日本仕様のパワーユニットに1.5リッターのディーゼルターボを選んだのはなぜですか?
「日本のこのセグメントでは25%くらいの方がディーゼルを選ばれるなど、安定した需要を見込めることが大きな理由です。1.5リッターのディーゼルターボはパフォーマンス面でも定評があり、価格面でも強い競争力があります。そのため、1.5リッターのディーゼルターボから市場に投入することにしました。
ただしご存じのとおり、ステランティスはEVに対して力を注いでおり、今後、さまざまなモデルをローンチしていく計画を立てています。Eドブロの日本市場への投入についても、かなり真剣に検討しています」
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