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アロンソの「エンツォ・フェラーリ」も登場! F1モナコGPに合わせて開催されたド派手なオークションとプロモーションとは?

グランプリ開催に合わせてクルマにまつわるイベントを多数開催

 地中海に面した美しき国・モナコと聞いて、グレース・ケリーやカジノ、ヨットハーバー、富裕層が集う優美な街並みなど、さまざまなキーワードを思い浮べる人も多いことでしょう。

 なかでも、F1のモナコGPが開催される時期には、クルマにまつわるさまざまなイベントやパーティが催されることでも知られています。

Monaco Car Auctionに出品されたフェルナンド・アロンソが所有する「エンツォ・フェラーリ」生産第1号車(C)Monaco Car Auctions
Monaco Car Auctionに出品されたフェルナンド・アロンソが所有する「エンツォ・フェラーリ」生産第1号車(C)Monaco Car Auctions

 そんななか、今回、気になったのは、今シーズン、アストンマーティンで参戦中のフェルナンド・アロンソが所有する「エンツォ・フェラーリ」の生産第1号車が、Monaco Car Auctionへ出品されたことです。アロンソが所有していた生産第1号車、というプレミアムを含めて、落札価格は500万~550万ユーロ(約7億8145万円〜8億5960万円)になると予想されていました。

 また、同じくMonaco Car Auctionに登場したのが、世界に1台しか存在しない1973年式フェラーリ「365GTC/4“ビーチカー”」です。カタール王室のアルターニ家が発注したもので、スイスの高級車輸入ディーラーでブティック生産も手がけるウィリー・フェルバーに持ち込まれました。

 そして、ウィリー・フェルバーからジョヴァンニ・ミケロッティに外注された、という歴史を持つクルマです。きっと、海辺や湖畔で人とは違うフェラーリに乗りたかったのでしょう。

 フェラーリの純正モデルではないとしても、フェラーリのカスタマイズで有名なミケロッティが手がけたもの。走行距離はわずか6500km強で、王室が所有していたものです。落札価格は70万~130万ユーロ(約1億940万円〜2億318万円)と予想されていましたが、筆者はもっと“跳ねる”=高値で落札されるのではないかと思っていました。

●プロモーションは話題づくりがキモ

 そして、2023年のF1モナコGP中に最もバズったのが、altrトレードという暗号通貨で決済する高級嗜好品オークションサイトのプロモーションです。

 なんとフェラーリ「F40」をクレーンでつるし、大型クルーザーに載せたのです。しかも、そのときの動画を見ると、ボディカバーが掛けられたF1マシンとおぼしき姿も確認できます。

「そんなことをして意味はあるの?」と思ってしまいがちですが……それは愚問です。意味があろうとなかろうと、プロモーションは話題づくりがキモなんです(笑)。

 VIPの顧客や関係者を乗せて沖合までクルージング、F40やF1マシンを眺めながらおいしいいカナぺやシャンパンが振る舞われたことは想像に難くありません。

 それにしても、暗号通貨を用いようと用いまいと、昨今、この手のオークションサイトが世界中で爆発的に出現していますね。

 ちなみに、肝心要のF40はどうなったかというと、この記事を執筆中、altrトレードのWEBサイトでは250万ドル(約3億4552万円)の値が掲げられたままの状態です。SNSでバズってもサイトの登録者が増えなければ価格も上がりませんが……さぁ、今後、どうなることやら!?

 ちなみに、Monaco Car Auctionに出品されたアロンソのエンツォとカタール王室のビーチカーは、いずれも落札希望価格に達することなく“流れ”ました。ともに、生産第1号車、ワン&オンリーのビーチカーという1台のみのオークションだっただけに、白熱すると思われたのですが……。

 華やかだったF1モナコGPでのイベントですが、富裕層の財布のひもは思いのほか堅かったようです。モナコでのオークション結果は、世界経済の先行きをちょっとだけ不安にさせてくれました。

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