2023年注目の1台! スタイリッシュな新型クーペSUVの走りはどう? プジョー新型「408」の“ネコ足”とは
プジョーらしい猫足でコーナリングが楽しい
ドライビングポジションを取ると、いつものプジョーの例に漏れず、ハンドルの上からメーターを見るスタイルです。
ハンドル径は小さめで少し下に合わせるだけで、走り始めれば違和感はありません。このスタイルのメリットはハンドルをどこまで切ったとしてもメーターの邪魔にならないことです。

試乗したGTグレードは、1.2リッター直列3気筒ターボエンジンです。96kW(130ps)/5500rpm、230Nm/1750rpmで1430kgの車重を引っ張ります。
1.2リッターと聞くと、いくらターボ付きでもちょっと心細く感じるかもしれませんが、8速ATがとてもいい仕事をしているので心配はありません。アクセルペダルを踏み込みさえすればモリモリとトルクを発揮し、ATがちょうど良いシフトをしてくれます。箱根の山を登っていくときにも、不満はないし必要にして十分な力を出してくれます。
もしモアパワーを望むなら1.6リッター直列4気筒ターボエンジンにモーターを加えたPHEVもチョイスできますが、車重が1740kgと増えてしまいます。
ワインディングロードではプジョーらしくコーナリングが楽しめます。
ちょっと小さめのハンドルの操舵力は軽めです。上りでも下りでも、ハンドルの手応えは路面のグリップ感を手に伝えてきてくれます。
もっとハンドルを切れば曲がってくれるというのが手応えでわかります。そして、そのとおり良い感じでノーズをインに向けてくれます。
ズバッズバッと速くハンドルを切るドライビングスタイルは似合わないかもしれませんが、スイスイと切っていくとついてくるという感じです。このライントレースがプジョーの得意なところですが、アンダーステアを感じることなく、とても気持ちよく走れました。
こんなコーナリングのとき、ボディのロールはあるのですが、ドライバーや同乗者はあまりロールを感じません。それはロールがゆっくりだからです。ハイスピードコーナリングをしていても、クルマの動きはあくまでもユッタリという感じです。
新型408でプジョーの新しいデザインを見せてくれましたが、こうしたしなやかなシャシの振る舞いは、これまでのプジョーのままなので安心しました。
高速道路や市街地走行でとても気に入ったのはドアミラーの形状です。ミラーの一部に自車のボディを入れ、後方の遠くから近いところまでを把握できるように位置調整しますが、新型408はその気に入った位置にピタッと合うのです。ミラーの形状としては外に向かってやや下がっている感じなのですが、その下がったところで近くを見ることができるのです。
この408スタイルが受け入れられたら、これからのプジョーのラインナップも変わっていくかも知れません。
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