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アルファ ロメオ初のSUV「ステルヴィオ」はどう進化? 唯一無二の走りが熟成されたイタリアンSUVの真骨頂とは

アルファらしいスポーツカーの走りを披露

 走り出すと、ますますスポーツカーに感じます。

アルファ ロメオ「ステルヴィオ」のインテリア
アルファ ロメオ「ステルヴィオ」のインテリア

 ステルヴィオはコーナリングが楽しいSUVです。

 前後の重量配分が50:50に仕上がっていて、4WDなのですが基本は後輪駆動で走ります。前が引っ張っているのではなく、後ろから押す感触で走れるので、コーナーでは外に膨らむアンダーステアを感じることなく、ハンドルの向きに従ってよく曲がります。

 今回はステルヴィオ峠ではないですが、箱根のワインディングロードでも気持ちのいいドライビングが楽しめました。

 駆動は後輪が主体といっても、滑りやすい路面で後輪が滑るような状況になれば前輪もトラクションを助け安定性も確保しますが、そもそもフロントヘビーではないのと前輪が強い駆動をしないことで根本的に曲がりやすいクルマになっています。

 こうした素の部分からスポーツサルーンとして作られているのだと思います。

 ハンドルのロックtoロックは2回転強でシャープなほうですから、ワインディングロードでの小さなカーブでも操舵角は大きく切ることはありません。それでも直進時にハンドルがシャープすぎてふらつくこともなく、どっしりとした安定感がありました。

 オートマチックトランスミッションはZF社製の8速ATです。縦置きエンジンの後ろにトランスミッションがあり、必要なときにはトランスファーで回転をピックアップして前輪に伝えています。

 ドライブモードの「d」を選ぶと5500rpmからゼブラゾーン、5800rpmからレッドゾーンが始まります。

 マニュアルモードにしなくてもDレンジのままアクセル全開にすればゼブラゾーンまで元気よく回って行きます。ワインディングロードではパドルシフトも駆使して走ると、元気なエンジンを使いこなす感じで走ることができます。

 今回マイナーチェンジしたステルヴィオに改めて乗ってみると、運転を楽しめるスポーツサルーンだと思いました。それと同時にマイナーチェンジを機に細かいところもリファインされ、熟成の領域に入ったようです。

 ステルヴィオのライバルとしては、ポルシェ「マカン」、マセラティ「グレカーレ」といったところでしょう。

 両車ともSUVなのに、Cピラーの後ろに窓はないスポーツサルーンです。でもステルヴィオは両車より若干ボディサイズが小さいので、駐車場には止めやすいというメリットがあります。

アルファ ロメオ改良新型「ステルヴィオ」
アルファ ロメオ改良新型「ステルヴィオ」

Alfa Romeo Stelvio 2.0 Turbo Q4 Veloce【アルファ ロメオ ステルヴィオ 2.0ターボQ4ヴェローチェ】

・車両本体価格(消費税込):828万円
・全長:4690mm
・全幅:1905mm
・全高:1680mm
・ホイールベース:2820mm
・車両重量:1810kg
・エンジン形式:直列4気筒ターボ
・排気量:1995cc
・駆動方式:4WD
・変速機:8速AT
・最高出力:280ps/5250rpm
・最大トルク:400Nm/2250rpm
・サスペンション形式:前ダブルウイッシュボーン・後:マルチリンク
・タイヤサイズ:255/40R21

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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