8世代目シボレー「コルベット」の最強モデル「Z06」は走りが強烈! “レーシングカーと基本設計が同じ”646馬力のV8は回すとスゴい
脱着式ルーフを外してユルユルと風と戯れるのもいい
日本仕様のコルベットZ06も、やはり右ハンドルのみの設定。それも含めて、室内のデザインは大枠ではベース車と変わりません。

ドライバーを取り囲むようなダッシュボードのデザイン、ズラリと並んだスイッチ類は、アメリカの男子の憧れである戦闘機がモチーフです。
眼前のメーターパネルにアニメーションが流れるのを見ながらスタートスイッチを押すと、いよいよエンジンが始動します。背後で炸裂するV8サウンドはベース車のものとは違って、より緻密で乾いた印象です。
そしていよいよ走り出すと、日常的なシーンでのZ06は決して扱いにくかったりはせず、案外従順。エンジンは低回転域からしっかりトルクがあり、乗り心地も超扁平タイヤの絵柄からは想像できないほどしなやかだから、コルベットらしくゆったり流して走らせるのもいい感じです。Z06でもルーフは脱着式だから、ユルユルと風と戯れるのもいいでしょう。
●ゾクゾクするような刺激が怒涛のように押し寄せる
ワインディングロードでは、ステアリングホイール上の「Z」ボタンを押して戦闘態勢に。パドルを弾いてシフトダウンして右足にグッと力を入れたら、クルマはまさに豹変したのでした。5.5リッターV型8気筒自然吸気エンジンは喜々として吹け上がり、クルマを力強く前に進めます。
ベース車の6.2リッターOHVユニットも吹け上がりはなかなか鋭く、この辺りまではあるいは大きな差は感じにくいかもしれません。ですが、そこからさらにアクセルを踏み込んでいくと、世界が一変します。6000rpmを過ぎた辺りから勢いにさらに弾みがついて、8600rpmからのレッドゾーンまではまさに一気! 回転計を見ている余裕などないゾクゾクするような刺激が怒涛のように押し寄せるのです。
少し冷静になって、改めてうならされたのはエンジンのフィーリングです。もちろん高回転・高出力型ではあるのですが、まず低中速域でもしっかりと力感があり、高回転域でも「シュンシュン」と軽やかに回るというよりは、フラットプレーンクランク特有の適度な振動を伴った野太い回り方で、例えば、フェラーリの自然吸気V8が刀だとしたら、こちらは超鋭いナタという感じ。より“太い”感じがします。コルベットのイメージにはぴったりのフィーリングといっていいでしょう。
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