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8世代目シボレー「コルベット」の最強モデル「Z06」は走りが強烈! “レーシングカーと基本設計が同じ”646馬力のV8は回すとスゴい

レース仕様の「C8.R」よりも圧倒的にパワフルな「Z06」

 2019年にデビューした現行のシボレー「コルベット」、通算8世代目ということで「C8」と呼ばれるそれは、まさに歴史に残る大転換を遂げたモデルといえます。

 何しろデビュー以来、連綿と受け継がれてきたV8大排気量エンジン+FRというレイアウトと訣別して、ミッドシップへと変身を遂げたのですから!

レーシングカーと基本設計が同じ5.5リッターV型8気筒エンジンが強烈な走りを味わわせてくれるシボレー「コルベットZ06」
レーシングカーと基本設計が同じ5.5リッターV型8気筒エンジンが強烈な走りを味わわせてくれるシボレー「コルベットZ06」

 賛否両論渦が巻いたこの変更の最大の理由は、実はモータースポーツでした。コルベット レーシングとして北米のIMSAやWECといった耐久レースシリーズに参戦し、大成功を収めてきたコルベットですが、ミッドシップがほとんどを占めるライバルたちとの激しい戦いの中で、将来に渡って高い戦闘力を発揮し続けるためには、FRレイアウトでは限界に近づきつつあったからです。

 そんな経緯からミッドシップレイアウトを選択したC8のレース仕様である「C8.R」は、5.5リッターV型8気筒DOHC自然吸気ユニットを搭載しています。コルベットといえば、あえてOHVのままとされたV8というイメージが強いですが、レース用エンジンは高回転・高出力型をねらって、大きく変身を遂げているのです。

 今回フォーカスする「コルベットZ06(ズィー・オー・シックス)」は、まさにこのレース用エンジンと基本設計を共有する5.5リッターV型8気筒エンジン“LT6”を搭載した激辛モデルとなります。

 重量が軽く、また排気干渉の少ない点火時期を実現できる“フラットプレーンクランクシャフト”や、レーシングカーそのままのドライサンプオイルシステムなどを採用したこのエンジンのスペックは、さすがに強烈。この大排気量にして最高許容回転数は8600rpmという高回転型で、実際に最高出力の646psを8550rpmで発揮するのです。ベース車の6.2リッターOHVユニットが502psですから、なんと3割近くも上乗せされたことになります。

 実はC8.Rは吸気リストリクターがつけられるため、パワーはもっと絞られています。市販車のZ06の方が圧倒的にパワフルなのです。その意味でいえば、ミッドシップレイアウトは市販車の方がそのメリットが大きかったりするのかも!?

●日本仕様はベース車と同じく左右2本ずつのマフラーエンドに

 これだけパワーが増大しているだけに、車体の方も隅々まで手が入れられています。

 まず驚かされるのがフロント275/35ZR20、リア345/25ZR21という超高扁平そして極太のタイヤ。そしてこれを収めるために、全幅はただでさえ1940mmあるベース車からさらに85mmも広げられて、2025mmに達しています。写真では伝わりづらいかもしれませんが、実車を前にすると存在感はまさに段違いです。

 フロントの開口部も拡大され、リップスポイラーもより突き出した形状に。リアにも大型スポイラーが備わります。

 実は北米仕様では、従来のコルベットが採用していた4本出しセンターマフラーがZ06でのみ復活しているのですが、日本仕様はベース車と同じ左右2本ずつのマフラーエンドとなっています。最高出力も少し抑えられているのですが、646psで足りないという人は居ないですよね?

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