“ロータリーの明るい未来”に期待! 「MX-30 ロータリーEV」のためにエンジン製造ラインを刷新したマツダのこだわりと熱意とは?
ロータリーエンジンの灯を絶やさないために
マツダが刷新したロータリーエンジンの組み立てラインには、これまでのものに対して高度な生産マシンが投入されており、ローターの工作精度などがアップしたといいます。

ちなみに、MX-30 ロータリーEVのためだけにロータリーエンジンの製造ラインを刷新するとは信じがたいため、今後、搭載モデルが増えるなど、近い将来、ロータリーエンジンに関する新たなニュースがマツダから発信されるかもしれません。
ところで、世のロータリーエンジン・ファンは、ロータリーエンジンを搭載するスポーツカーの登場を待ち望んでいたことでしょう。
そこで、ロータリーエンジン・ファンに声を大にしていいたいのは、近い将来、ロータリーエンジン搭載のスポーツカーを誕生させるためにも、MX-30 ロータリーEVのヒットをサポートして欲しいということ。その理由はふたつあります。
ひとつ目は、ロータリーエンジンの灯を絶やさないため。今回、マツダはロータリーエンジンの生産ラインを拡大しました(これまでも補修部品として年間数百基の13B型ロータリーエンジンをつくり続けていたものの、生産ラインは小規模だった)。生産の担当者によると、「キャパシティにはまだ余裕がある」とのこと。
裏を返せば、近い将来、ロータリーエンジン搭載車が増えても、生産現場は対応できるということにほかなりません。もし、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーが欲しいなら、こうしたマツダの覚悟や意気込みを無下にしてはいけません。
ロータリーエンジンを搭載する新車が誕生したのですから、「ロータリーエンジンはやっぱり難しかった」という判断をマツダが下さぬよう、実際に購入するなど積極的にセールス拡大をサポートする必要があるでしょう。
もうひとつは、二酸化炭素排出量の問題です。今、自動車とそれを製造するメーカーは、ヨーロッパ市場を中心に、地球温暖化対策として二酸化炭素排出量に対して厳しい締めつけを受けています。
メーカーは排出量の平均値が基準を超えると厳しい罰金を科せられるのですが、この二酸化炭素排出量は燃費と密接な関係にあります。すなわち自動車メーカーは、スポーツカーなど燃費の悪いクルマを出したくても出せない状態というのが実情なのです。
何を隠そう、マツダも二酸化炭素の平均排出量が非常に厳しい状態にあるメーカーのひとつ(現時点で余裕があるのはEVメーカーとトヨタくらいです)。そのため、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーを新たに登場させるのは、かなり難しい状況と見られています。
その点、MX-30 ロータリーEVは、そうした二酸化炭素排出量のメーカー平均値を下げるという大きな役割を担ったモデルでもあります。もしも、ロータリーエンジンファンがMX-30 ロータリーEVを購入してマツダの平均排出量を下げれば、スポーツカーを出せる舞台が整うというわけです。
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