ポルシェが鋭意開発中「1000馬力超え」の凄いマシンを体感!強烈な加速が自慢の100%電動車も「ポルシェらしさ」は濃厚です
持続可能なモータースポーツの将来を目指して開発中
ポルシェがカスタマーレース向けのマシンとして開発を続けているEV(電気自動車)のレーシングカー「GT4 eパフォーマンス」を、開業2周年を迎えた「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で同乗試乗することができました。

スポーツカーメーカーであるポルシェは、2030年までに世界で販売する量産車の8割以上を電動車にしていく目標に掲げています。
ポルシェのEVといえば、すでに「タイカン」や「タイカン クロスツーリスモ」が市販されていますが、ポルシェに期待されるスポーツドライビングの楽しみを今後の電動車にどう受け継いでいくのか、ますます注目が集まっています。
ちなみにポルシェは、世界最高峰のEVレースである「フォーミュラE」でも好調なレース戦績を収めており、EVにおける技術力の高さを証明しています。
一方、ポルシェはレースの過酷な環境で得たノウハウを量産車にフィードバックしてきたブランドです。
今後のツーリングカーレースのビジョンを示すモデルとして、同社は2021年9月にミュンヘンでおこなわれた「IAAモビリティ2021」において、コンセプトカーである「ミッションR」をワールドプレミア。
併せて、ポルシェCEOのオリバー・ブルーマー氏は、これまでのレーシングカー「911 GT3カップ」と同等の性能を備えた電動車でのレースで、カスタマーレーシング活動をスタートすると宣言しています。
そんなEVレース車両の開発を本格的に進めるべく誕生したのが、ミッションRの技術やコンセプトをフィードバックしたGT4 eパフォーマンスです。
GT4 eパフォーマンスは「718ケイマンGT4」をベースとするプロトタイプのマシンで、イギリスで開催された「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」でのワールドプレミアを皮切りに、世界各地を巡って電動化時代のポルシェのレーシングカーを披露しつつ、持続可能なモータースポーツの将来がどのようになっていくかを示し、理解を深めていきたいとしています。
GT4 eパフォーマンスの姿は、エンジンを搭載した既存のマシンに似てはいるものの、鮮やかに発光するテールランプのイルミネーションが電動化のインパクトを与えています。
これは、走行時にランプが点灯するだけでなく、充電時にはバッテリーの充電状態を示すもので、水色のランプが現在のバッテリー容量、充電の目標値が青、充電が終わるとグリーンになるといった具合で表示します。
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