VAGUE(ヴァーグ)

初代「ゴルフ」から続くVW「GTI」シリーズの未来は明るい!? “次世代のホットハッチ”「ID.GTIコンセプト」は2027年頃に誕生か

“中の人”がやたらと盛り上がっている「ID.GTIコンセプト」

 そもそもID.2 allは、その名が示すとおりの「ID.2」として2025年に発売を予定。航続距離は450km、価格は2万5000ユーロ内を目指しているとVW側は明言しています。

VWが「IAAモビリティ2023」のハイライトとして世界初公開したコンセプトカー「ID.GTIコンセプト」
VWが「IAAモビリティ2023」のハイライトとして世界初公開したコンセプトカー「ID.GTIコンセプト」

 ID.2 allの製品化がほぼ確実……とあらば、それをベースとするID.GTIコンセプトも実現の可能性が極めて高いと見ることができそうです。

 と、こちらが遠慮がちにとらえるも、実はVWの“中の人”がやたらと盛り上がっていたというのが、IAAモビリティ2023での現場感でした。

 まず話を聞いたのは、VWの技術開発担当のトップであるカイ・グリューニッツ取締役。氏にはVWのR&Dにまつわる鳥瞰的な話をうかがう予定でしたが、インタビュールームに入ってくるなり「GTI見た? 見たよね? どうだった?」とぐいぐい食い込んできました。

 GTIという名を託すモデルが「ID.3」ではなくID.2になった理由について、グリューニッツ氏はアーキテクチャーの違いを挙げます。

「ID.2 allはVWのEV用プラットフォームである“MEB”モジュールをベースに、パッケージングや生産性、コスト等に配慮した前輪駆動の“MEB Entry”モジュールを採用する予定です。我々にとってのGTIはやはりFFであるべきだろうということで、ID.GTIコンセプトのベースはID.2 allになったわけです」

 ちなみに、EVにおける“GTIらしさ”の表現としては、持ち前の低重心に加えて駆動系の電子制御緻密化による運動性能の向上や、ソフトウェアによる味つけの変化などを考えているようです。

「フロントアクスルは、これまでエンジン車に搭載してきた“XDS”的制御に加えて、電子制御多板クラッチを用いた“eデフ”のような仕組みの採用を検討しています。

 ちなみにその名称だけは、さっきエンジニアとの雑談の中で決まったんですよ。“フロントアクスルクロスロック”。これによりコーナリングパフォーマンスは現行の『ゴルフGTI』と同等以上を目指すことになります。

 MEBは、駆動系だけでなく足回りや制動、操舵系など、五感に訴える多くの部分の設定を変更することができます。もちろん音もです。

 この特性を利用して、全く新しいパフォーマンスの表現だけでなく、例えば、初代ゴルフGTIなど過去のモデルの特性を再現するドライブモードプログラムを搭載することもできるのです」(グリューニッツ氏)

Next初代「ゴルフGTI」のシフトノブをオマージュしたディテール
Gallery 【画像】「えっ!…」これはカッコいい! VWが公開した「次世代のGTI」を写真で見る(36枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND