“賛否両論のEV”と2週間暮らしてみて実感! フィアット「500e」を“2拠点生活”で試してみた「ストレスフリーのクルマ生活」実現なるか?
右足で加減速を調整できるワンペダルドライブが楽しい
こうして2週間のEVライフが始まったわけですが、筆者の自宅には充電施設がありません。充電はすべて出先の充電器を使っておこないます。そんな状況で、果たしてストレスフリーのEVライフを送ることができたのでしょうか?

フィアット500eの基本デザインは、エンジン車のフィアット500そのものといった感じですが、ヘッドライトやホイールなどの造形において、絶妙な“近未来感”が演出されています。
車内に乗り込んでまず感じたのは、インテリアの質感の高さ。従来のエンジン車もシンプルでグッドデザインでしたが、“FIAT”ロゴのモノグラムがあしらわれたレザーシートなど、フィアット500eはディテールが洗練されて、まるで“小さな高級車”といった雰囲気です。
メーターパネルには7インチのカラー液晶、コックピット中央には10.25インチの横長スクリーンが設けられ、インパネ下部にはボタン式のシフトセレクターが備わります。
都心で試乗車を受け取った際のバッテリー残量は100%。つまりフル充電状態で、航続可能距離は270kmと表示されていました。つまりこれが、フィアット500eの現実的な“1充電当たりの航続可能距離”と考えればいいでしょう。
とはいえ、走り方やエアコンのオン/オフなどで走れる距離は変わるはず。今回ある程度の期間試乗することで、リアルな“実電費”が分かるでしょう。
いよいよ都心から南房総の自宅まで移動します。まずは走り始める前に、3種類用意されているドライブモードを選択します。
「ノーマル」モードは、アクセルペダルを踏み込むとレスポンスよく加速し、アクセルを戻せばスーッと空走。つまり、エンジン車から乗り換えても違和感のないモードです。
「レンジ」モードは、アクセルペダルを戻すと強めの回生ブレーキが効き、アクセルのオン/オフによる“ワンペダルドライブ”が可能。EVならではの運転感覚には慣れが必要ですが、慣れればかなりスポーティに走れます。
そして、エコモードに相当する「シェルパ」モードは、「レンジ」モードと同様にアクセルペダルを戻すと強めの回生ブレーキが効きますが、80km/hで速度リミッターが作動するほか、エアコンやシートヒーターを自動的にオフにするなどして電力消費を抑えます。
先にいってしまうと、筆者はフィアット500eに試乗しているほとんどの間、「レンジ」モードで走っていました。回生ブレーキが効くのでバッテリーの減りを抑えられるし、何より右足で加減速をコントロールして走れるワンペダルドライブが楽しかったのがその理由。
一般道をのんびり走るときは「シェルパ」モードも選びましたが、電費は「レンジ」モードとそれほど変わらない印象でした。
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