“賛否両論のEV”と2週間暮らしてみて実感! フィアット「500e」を“2拠点生活”で試してみた「ストレスフリーのクルマ生活」実現なるか?
ほぼカタログ値どおりの航続性能を発揮したフィアット「500e」
当然かもしれませんが、フィアット500eの走りはエンジン車のフィアット500とは“別モノ”でした。
118psの最高出力と220Nmの最大トルクは、EVとしては軽量な部類に入る車重には十分で、街中から高速道路までストレスなくグイグイと走ります。

感心させられたのは乗り心地のよさ。フィアット500eは従来のエンジン車とは違ってシャシーも全面刷新されていますが、それによりボディのしっかり感が増し、加えて、重いバッテリーを車体の低い位置に積んでいることから重心が低くなり、しっとりと落ち着いた乗り味になっていました。そのため、乗り込んだ瞬間に感じた“高級感”は、実際に走ってみても変わりませんでした。
エンジン車の性能やキャラクターは、主に排気量の大きさによって左右されます。ですが、EVにとって重要なスペックはバッテリー容量。これが大きいほど航続距離が伸び、パワーやトルクを出しやすくなります。一方、バッテリー容量が大きいほど充電に時間を要するというデメリットもあります。
フィアット500eに搭載されるバッテリーの容量は42kWh。ちなみに日産「リーフ」は40kWhと60kWhの2タイプが用意され、軽自動車EVのサクラは20kWhです。同じ排気量でも燃費はクルマによって異なるように、同じバッテリー容量でもシステムやマネジメントの違いによってEVの電費はまちまちです。
では、フィアット500eは実際どれくらい走れるのか? 今回、約2週間、アシとして乗ったトータルの走行距離は943kmでした。その間、充電した回数は13回。平均電費(1kWh当たり走れる距離)は7.7km/kWhでした。
この電費にバッテリー容量の42kWhをかけると、航続距離は323.4km。なんと、ほぼカタログ値(WLTPモードで335km)どおりの距離を走れることが分かりました。
とはいえ、バッテリー残量がゼロになるまで使い切ることは難しいので、実際には1充電当たり最長250kmくらいがリミットと思われます。
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