マツダのワイルド系SUV「CX-50」のハイブリッド仕様が中国で発売スタート! 燃費は大幅アップ!! 「日本発売」はあるか?
ハイブリッド仕様には電動4WDを設定
「第21回広州国際オートショー」で初公開されたCX-50 HEVは、トヨタ製のエンジンとハイブリッドシステムを搭載したモデルです。マツダ独自のチューニングが施されているか否かはいまのところ明らかにされていません。

エンジンは2.5リッターの直列4気筒自然吸気エンジンで、最高出力131kW(約178ps)、最大トルクは221Nmを発生します。
2WD仕様はそこに、最高出力88kW(約120ps)、最大トルク202Nmのフロントモーターを組み合わせており、4WD仕様はさらに、リアにも最高出力40kW(約54ps)、最大トルク121Nmのモーターをプラスしています。
トランスミッションは“E-CVT”と呼ばれる電子式無段変速機で、4WD仕様には“e-AWD”と呼ばれる電動4WDシステムが採用されています。
このe-AWDは、前輪と後輪のトルク配分を100対0から最大20対80まで可変制御。車両の挙動を安定させ、走行安定性を高めます。
また、運転状況や路面状況、車両の状況などにより、走行モードを切り替えることができる“Mi-Drive”も搭載。
走行性能と燃費のバランスを保ち、運転のしやすさを最適な状態にコントロールする「ノーマル」モード、アクセル操作の初期レスポンスがさらに向上し、人馬一体となった走りの歓びをさらに楽しめる「パワー」モード、タイヤに最適な駆動トルクを配分し、悪路でもスムーズな脱出を実現する「トレイル」モード(4WDのみ)という3種類から走行モードを選択できます。
気になる燃費は、2リッター車が7.20L/100km(約13.9km/L)、2.5リッター車が7.35〜7.40L/100km(約13.5〜13.6km/L)なのに対し、ハイブリッド仕様は5.1〜5.56L/100km(約18.0〜19.6km/L)と大幅にアップしています(数値はいずれもカタログ記載値)。
CX-50 HEVは、今後、中国市場に加えて北米マーケットでも発売される見込み。こちらの生産は、アラバマ工場でおこなわれる予定です。なお、日本市場への導入は、現在のところ明らかにされていません。
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