デザインのヤマハが復活!? 「ネオレトロなルックス」が目を惹く“原付二種”「XSR125」は往年の名車を想起させる注目の“大人バイク”
「SRX400」の面影を感じる「XSR125」の端正なスタイル
そんな「XSR125」は、個人的にも特別な思いを抱かせてくれるバイクでした。

今から40年ほど前、1980年代のバイクブームまっただ中の時代、自分がバイクに乗り始めたばかりの若者だった頃を思い出したのです。
当時は「デザインのヤマハ」といわれ、国産二輪メーカーによる性能競争が激化する中、ヤマハはそのデザインセンスのよさで魅力を放っていました。僕自身もヤマハのデザインに惹かれたひとりでした。
当時、学生だった僕がアルバイトで稼いだお金を注ぎ込んで買ったのが、ヤマハの「SRX400」です。ヤマハを代表する単気筒バイク「SR」を進化させた「SRX」は、走りとデザインを高次元で融合させた、モダンで美しいシングルスポーツバイクでした。
スリムで軽量な車体を活かした走りは軽快で楽しく、各メーカーがパワーや装備などを競い合っていた時代にあって、とてもクールでインテリジェントな存在に見えたのです。このバイクに乗ったことが、その後の自分のバイク観に影響を与えたのは間違いありません。
そして今回、「XSR125」の発表会場に、その「SRX400」が展示されていたのです。
並べて見てみると、「XSR125」の端正なスタイルは「SRX400」の面影を感じさせ、車体の大きさもかなり近いものでした。
ちなみに「XSR125」の発表会場には、「XS-1」や「GX750」といった歴代の名車、そして1980年代世界グランプリのワークスマシン「YZR500」も並べられ、「XSR125」がヤマハデザインのDNAを受け継いでいることを示す展示となっていました。
ヤマハのプレゼンテーションによれば、「XSR125」がイメージするユーザーは「初めてのモーターサイクルを手に入れる20代の若者」ということでしたが、実は僕のようにかつてヤマハデザインの洗礼を受けたベテランライダーにも、ぐっと刺さるモデルなのではないか、という気がしました。
実際、軽量で扱いやすく、操る楽しみの大きい125ccクラスは40〜50代のベテランライダー向きであり、かつ質感の高さを備える「XSR125」なら、目の肥えた大人ライダーの所有欲も満たしてくれるはず。
新たに登場した「XSR125」は、ここ数年ブームとなっている“原二”マーケットをさらに活性化させるだけでなく、「デザインのヤマハ」が戻ってきたことを感じさせる注目のモデルといえそうです。
●製品仕様
・価格(消費税込): 50万6000円
・カラー:ブラックメタリック12(ブラック)、ビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)、ホワイトメタリックB(シルバー)、ダルブルーソリッドB(ライトブルー)
・車両サイズ:全長2030×全幅805×全高1075mm
・ホイールベース:1325mm
・シート高:810mm
・車両重量:137kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
・総排気量:124cc
・最高出力:15ps(11kW)/1万rpm
・最大トルク:12Nm/8000rpm
・燃料タンク容量:10リットル
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