国産メーカーも驚愕!? 中国車ブランド「BYD」は日本車の脅威となるのか? 「上陸第1号」のコンパクトSUVに乗って考える
日本市場に対する本気度が伝わってくる商品構成
一方、「日本車とは違うな」と感じるのがインテリアです。

“フィットネスジム&ミュージック”をテーマとしたコックピットは、円盤状になったダッシュボードのエアコン吹き出し口といい、弦を張ったギターのようなドアポケットといい、発想が自由かつ斬新です。
それはある意味、クルマの購入層が若く、固定概念に縛られない中国らしい部分といえるのかもしれません。
コックピット中央にある12.8インチのディスプレイは、電動で90度回転します。これは、状況に応じて使い分け可能な実用性の高い装備であると同時に、「その発想はなかったわ!」と驚かずにいられません。ちなみに日本仕様は、ゼンリンのカーナビが組み込まれています。
そして、ルーフのほぼ全面をガラス化したパノラマサンルーフ(2枚のガラスで構成され、フロント側は電動でチルトアップ&スライドが可能)も標準装備。
装備といえば、ひととおりの先進安全装備にACC、そしてアラウンドビューモニターまで備わるなど、なかなかの充実ぶりです。
その上で、日本車と同様にウインカーレバーをステアリングポストの右側に配置したり、メーター表示が日本語対応になっていたりと、仕向け地に合わせたローカライズにも細かく対応。日本市場に対する本気度がひしひしと伝わってきます。
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