VAGUE(ヴァーグ)

国産メーカーも驚愕!? 中国車ブランド「BYD」は日本車の脅威となるのか? 「上陸第1号」のコンパクトSUVに乗って考える

日本市場に対する本気度が伝わってくる商品構成

 一方、「日本車とは違うな」と感じるのがインテリアです。

2023年初頭、中国の自動車ブランドとして初めて日本市場に乗用車を投入したBYD。その上陸第一号車となったコンパクトSUVの「ATTO3」
2023年初頭、中国の自動車ブランドとして初めて日本市場に乗用車を投入したBYD。その上陸第一号車となったコンパクトSUVの「ATTO3」

“フィットネスジム&ミュージック”をテーマとしたコックピットは、円盤状になったダッシュボードのエアコン吹き出し口といい、弦を張ったギターのようなドアポケットといい、発想が自由かつ斬新です。

 それはある意味、クルマの購入層が若く、固定概念に縛られない中国らしい部分といえるのかもしれません。

 コックピット中央にある12.8インチのディスプレイは、電動で90度回転します。これは、状況に応じて使い分け可能な実用性の高い装備であると同時に、「その発想はなかったわ!」と驚かずにいられません。ちなみに日本仕様は、ゼンリンのカーナビが組み込まれています。

 そして、ルーフのほぼ全面をガラス化したパノラマサンルーフ(2枚のガラスで構成され、フロント側は電動でチルトアップ&スライドが可能)も標準装備。

 装備といえば、ひととおりの先進安全装備にACC、そしてアラウンドビューモニターまで備わるなど、なかなかの充実ぶりです。

 その上で、日本車と同様にウインカーレバーをステアリングポストの右側に配置したり、メーター表示が日本語対応になっていたりと、仕向け地に合わせたローカライズにも細かく対応。日本市場に対する本気度がひしひしと伝わってきます。

Next日本では低いブランド力や知名度をいかに高めるか
Gallery 【画像】「えっ!…」中国車は日本車の脅威となるのか!? BYD「ATTO3」を写真で見る(40枚)

page

VAGUEからのオススメ

マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】

マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】

RECOMMEND