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レクサスの高級コンパクトSUV「UX」が劇的進化! パワートレインだけでなく足回りもしっかり刷新! だからこそ「気になる部分」とは?

走りが大幅に進化したからこそ気になる部分も

 このように、走りに関しては鮮度を取り戻しているUXですが、それ以外の部分の評価は残念ながら厳しめ、となります。それは主に、見た目の部分における印象です。

パワートレインをハイブリッドとEVに集約したレクサス新型「UX」は、ボディやサスペンションなどの強化もあって走り味が劇的に良化
パワートレインをハイブリッドとEVに集約したレクサス新型「UX」は、ボディやサスペンションなどの強化もあって走り味が劇的に良化

 新型のインテリアは、フル液晶メーターや電気式シフトセレクターの採用などウェルカムな変更も多いのですが、それ以外の部分は従来モデルそのまま。

 インパネのデザインは百歩譲るとしても、センターコンソール回りは機能を置き換えただけのスカスカなレイアウトで残念に思います。さらにエクステリアも、間違い探しレベルの変更しか加えられていません。

 これらはレクサスの商品改良における悪い部分だと思うのですが、走りの進化・熟成はものすごく頑張るのに、見た目の部分の刷新となると急にトーンダウン。各部の変更が言い訳がましくなってしまうのです。

 大物の成形パーツの変更は確かに開発費がかかるため、簡単にはおこなえないということは重々理解していますが、プレミアムブランドなら走りと同じくらい注力すべきポイントだと筆者は考えます。

 さらにいうと、UXの内外装デザインは1世代前のものであり、ブランド全体の統一性などを考えると、アップデートのタイミングで新世代レクサスの“エッセンス”をどこかに盛り込む必要があると考えます。

 ユーザーは「走り」ではなく「クルマ」を買うわけですから、ブランドの中に新世代と旧世代とが混在するのは好ましくありません。

 ちなみに、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの“ジャーマンスリー”は、商品改良であっても内外装に大きな変更を施してきます。彼らにできてレクサスにできない理由はないはずです。今後はそうした部分にも挑戦して欲しいと思います。

* * *

 さて、そろそろ結論といきましょう。少々厳しい指摘もしましたが、2018年11月に発売がスタートしたUXの新型は、“5年熟成”ならでは味わいを感じられるモデルであることは間違いありません。

 最新のLBXとどちらを選ぶのか悩む人も多そうですが、「ヤンチャな末っ子」のLBXに対して「堅実だけど骨太」なUXと、それぞれのキャラクターは我々が思うよりも被らないような気がします。

Gallery 【画像】「えっ!…」ハイブリッドAWDがかなり上出来! レクサス新型「UX」を写真で見る(35枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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