レクサス初のEV専用モデルが航続距離599kmへと進化! FFモデル「RZ300e」が理想の“ピュアでスッキリした走り”を実現できた理由とは?
FFでありながら“DIRECT4”と同じ乗り味を実現
試乗前は「RZの強みはDIRECT4を活かした“曲がり”なのに、それを外してしまうなんて……」とガッカリでしたが、試乗後は「ほー、いいじゃないか」が率直な印象でした。

パワートレインの最高出力は150kWですが約100kgの減量が効いており、パフォーマンスに不満がないのはもちろん、FFのEVに多いアクセルオン/オフ時の前後方向のピッチングも最小限に収められ、ドライバビリティも悪くありません。
ハンドリングはDIRECT4のような驚きはありませんが、FFながらも旋回時の姿勢はDIRECT4のようなバランスで、フロントタイヤ依存ではなくリアタイヤを上手に使いながらきれいに曲がってくれます。
つまり、FFでありながらDIRECT4と同じ乗り味/ボディコントロールなのです。モーター制御ではなく素の状態で実現させたピュアでスッキリした走りは、個人的に“DIRECT2”と呼びたいレベルです。
快適性もハイレベルで、最適化されたサスペンションセットに加えてエアボリュームの大きい18インチの50タイヤがいい仕事をしています。路面へのアタリ、足の動き、ショックの吸収性などすべてに優しさを感じました。
* * *
そろそろ結論といきましょう。RZ450eは見た目を超えるスポーティな走りが特徴だと思っていますが、RZ300eは逆に、走りと見た目のバランスが取れたモデルだと感じました。
価格(消費税込)はRZ450e“バージョンL”より60万円安い820万円。個人的にはもう少し安い方が、キャラクターが際立つと思う部分もありますが、RZの1台ですべてをカバーしたいと考えるユーザーにとっては、現時点でのベストチョイスかな……と思います。
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