VAGUE(ヴァーグ)

レクサス初のEV専用モデルが航続距離599kmへと進化! FFモデル「RZ300e」が理想の“ピュアでスッキリした走り”を実現できた理由とは?

「RZ」の課題だった航続距離を重視した新モデル「RZ300」

 トヨタ自動車の中で電動化をけん引する役割を担うのが、プレミアムブランドのレクサスです。すでに、2030年にすべてのカテゴリーにEV(電気自動車)をラインナップ、2035年には“EV100%”を目指すと公言しています。

 そんな中、2023年にレクサス初のEV専用モデルとして発売されたのが「RZ」です。

先の商品改良で、従来の「RZ450e“バージョンL”」に対して航続距離を599kmへと伸ばした「RZ350e“バージョンL”」を追加したレクサス「RZ」
先の商品改良で、従来の「RZ450e“バージョンL”」に対して航続距離を599kmへと伸ばした「RZ350e“バージョンL”」を追加したレクサス「RZ」

 筆者はRZを、レクサスが目指す「すっきりと奥深い走り」を現行ラインナップの中で最も具体化させたモデルとして評価しているものの、多様化が求められる時代に「RZ450e“バージョンL”」というモノグレード設定なのはどうか、と少々気になっていました。

 ただ、その辺りは開発陣も織り込み済みで、先ごろふたつの選択肢を追加設定。ひとつは100台限定ですがエモーショナルな部分を際立せた「RZ450e“Fスポーツパフォーマンス”」、そしてもうひとつが今回紹介する「RZ300e“バージョンL”」です。

 レクサスは「EVへのさまざまなニーズに合わせて選択肢を増やした」と語っていますが、後者のRZ300eはパフォーマンスよりも実用性……つまりRZの課題のひとつである航続距離を重視したモデルになります。

 すでに発売されているRZ450eの駆動方式は、前後にモーター(フロント150kW(204ps)/リア80kW(109ps))を搭載した“DIRECT4”と呼ばれる電動AWDですが、RZ300eはここからリアモーターを取り外したFF車となっています。

 バッテリー容量はRZ450eと同じ71.4kWhながらも、インバーターに電力ロスの少ないSiC(シリコンカーバイド)素子を採用した改良版を搭載。RZ450eに対してマイナス100kgとなる1990kgという車両重量も相まって、1充電当たりの航続距離は499kmから599kmに向上しています。

 さらに、急速充電速度の向上に寄与する“電子急速昇温システム”も採用されたことで、これもRZの課題のひとつであった「低外気温下での急速充電時間の短縮」も図られています。

 シャシー系はFF化に伴って、スプリング、ショックアブソーバー、スタビライザーの最適化がおこなわれていますが、それだけでなく、なんとリアのサスペンションメンバーをFF用に新規開発。タイヤは18インチ(前後同サイズの235/60R18)がデフォルトとなります。

NextFFでありながら“DIRECT4”と同じ乗り味を実現
Gallery 【画像】「えっ!…」航続距離が100kmも伸びた! レクサス「RZ350e」を写真で見る(15枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND