クロカンSUVに“スポーツカーの心臓”を搭載! ランドローバー「ディフェンダーV8」公道での印象は? 走り味はまるで“どう猛な暴れ馬”
現代においてV8搭載モデルは貴重な存在
もちろん、走り出しても超刺激的です。停止状態から発進する際の挙動は暴れ馬のようにどう猛で、おもわず「どうどう」とたしなめたくなるほど。不用意にアクセルペダルを踏み込むのは禁物です。

フットワークはさすがにスポーツカー級とはいえませんが、SUVとしてはシャープな部類に入るハンドリングは、世界最高峰を競う本格オフローダーとは思えないレベルにあります。アクセルペダルを深く踏み込んだ際の突き抜けるような感覚は、SUVであることを忘れそうになるほどです。
とにかく刺激がたまらない、そして楽しい。クルマ好きなら絶対に虜になることでしょう。
そんなディフェンダーのV8モデルに乗りながら抱いたのは、ちょっとした背徳感でした。何かコソコソ隠れて悪いことをしているような感じ。世の中に対して申し訳ない気持ちになりながら、一方でそれが実にたまらないのです。
もちろん、このモデルは違法な存在ではありませんし、交通法規さえ順守していれば堂々と公道を走ることができます。けれど、社会全体で二酸化炭素の削減が叫ばれる昨今、大排気量のV8エンジン搭載車に大手を振って乗るのは、はばかられるという人もいるのではないでしょうか。
そんな時代だからこそ、このV8エンジンには存在価値があり、ディフェンダーV8に乗れること自体にありがたみを感じます。
今後、世の中から燃費の悪いクルマはどんどん消えています。すでに、大排気量のV8エンジンを搭載するモデルは少なくなりました(6気筒エンジンさえも減少中)。そんな中、日本へ上陸したディフェンダーのV8仕様は、間違いなく貴重な存在といえるのです。
クロスカントリーSUVのボディにスポーツカーの強心臓を搭載した特別なディフェンダー、それはホンモノ中のホンモノといえる特別な存在なのでした。
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