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10年ぶりのフルモデルチェンジで4代目に進化! いま大注目の新型「ミニ・クーパー」が“2つの顔”を持つ理由とは

今後はミニ3ドアモデルがミニ “クーパー”と呼ばれる

 英国生まれのプレミアムコンパクトハッチ「MINI(ミニ)」が、「ミニの日」の前日となる2024年3月1日に、日本初お披露目されました。

 発表会には、MINIデザイン部門責任者であるオリバー・ハイルマー氏が登壇。彼が指揮した新ミニ・デザインへの想いも語られました。

2024年3月1日に日本上陸を果たした新型「ミニ・クーパーSE 3ドア」
2024年3月1日に日本上陸を果たした新型「ミニ・クーパーSE 3ドア」

 BMW傘下となって第4世代となる最新型ミニの3ドアハッチバックモデルは、2023年9月にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2023」にて、3代目となるクロスオーバーモデル、新型「ミニ・カントリーマン」と同時に世界初公開されました。

 日本では、一足早く2023年11月に、新型ミニ・カントリーマンの導入を発表したことから、ブランドのアイコンでもある新型ハッチバックモデルの登場が待ち望まれていました。

 これまでミニ・クロスオーバーと呼ばれていたモデルが、世界共通名称のミニ・カントリーマンに名を改めたように、新世代ミニ・ハッチバックの呼び名も変化しています。
 
 なんと今後、ミニの3ドアモデルのことを「クーパー」と呼ぶとのこと。このため、新型ミニ・カントリーマンにも、グレード名にクーパーの名は使われていません。

 これまで日本では、すべてのミニ・シリーズを「ミニ・クーパー」と呼ぶ人が多かったですが、本来、クーパーとは、ミニの高性能モデルを指すものであり、その原点は、クラシックMiniに、安価なスポーツカーとしての可能性を感じたジョン・クーパー氏が手がけて生まれたスポーツモデルでした。

 ミニの持つスポーティさを表現するブランドとなった今、その流れを組むハッチバックモデルが受け継ぐのは自然な流れなのかもしれませんが、シンプルなミニと他のミニ・モデルで今後クーパーの名が使われないのは、少し寂しくもあります。

 さて、新型の特徴を見ていきましょう。

 第4世代の3ドアハッチバックモデルは、同モデルの存在を見つめ直し、原点回帰を図ったモデルとなっています。

 その想いを込めた新たなデザイン言語は、「カリスマティック・シンプリシティ」とし、原点であるクラシックMiniのシンプルさやミニ・イズムを受け継ぎながら、新世代ミニたちが育んできた特徴も兼ね備えたものとなっています。

 その姿は従来型ハッチバック「ミニ3ドア」と似ていますが、そこにも秘密があります。

 持続可能性を考慮したクルマ作りを目指し、クロームメッキの削減などを行った従来型のビッグマイナーチェンジモデルは、クラシックさが薄まり、よりモダンさを高めていましたが、それこそが新世代デザインへの橋渡しでもあったというわけです。

 もちろん、新型でもミニらしさは健在。特徴的な丸目ライトを備えたフロントマスクや丸みを帯びた3ドアハッチバックスタイル、ルーフ、ガラスエリア、ボディの3段構成のボディ、新世代モデルが生んだユニオンジャックのテールランプなどの特徴を受け継いでおり、誰でもミニと直感的に理解できるものとなっています。

NextEVとエンジンモデルのボディサイズが異なる理由
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