まるで日本市場のためのボディサイズ!? 2024年注目の電動コンパクトSUV ボルボ新型「EX30」の使い勝手とは
まず日本導入されたのは最上級グレード「Ultra」の後輪駆動
新型「EX30」は、ボルボ独自のBEV専用アーキテクチャーを用いた、ボルボ史上でもっとも小さなSUVとなります。
ボディサイズは、全長が「XC40」よりも約20cmも短い4235mm、全幅が1.8mをわずかに超えた1835mmに抑えられています。
さらに、全高がジャスト1550mmなので、日本の機械式立体駐車場にも収まります。新型EX30は、まるでボルボが日本のために作ってくれたかのようなBEVなのです。

実車を目の前にしても、そんなに小さいとは思えないほど存在感があって、もっと大きいように感じられます。写真でもその感覚がご理解いただけることでしょう。
ボルボはいちはやく完全電動化を表明したプレミアムブランドです。それもあって、ボルボの電動車の販売比率はライバルに比べてやや高くなっています。
2040年までにクライメートニュートラルな企業となり、持続可能なビジネスを実現すべく多岐にわたり取り組んでいるボルボにとって、EX30が非常に重要な位置づけとなることはいうまでもありません。
EX30には3タイプある中から、まず日本に導入されたのは最上級の「Ultra」の、シングルモーターの後輪駆動となります。標準状態でも装備が充実していながらも、価格は559万円に抑えられているのが特徴です。
先日発表された今年度の45万円のCEV補助金を考慮すると、500万円をわずかに超える金額でEX30を手に入れられることになり、自治体独自の補助金が加わった場合は、さらにリーズナブルに乗れるようになるわけです。
バッテリー容量は64kWhで、WLTCモード一充電航続距離は560kmと十分です。走りのほうもなかなかの実力の持ち主なのですが、まずは内外装を見ていきましょう。
コンパクトながらパワフルな大型SUVのように立派に見えることに加えて、EX30はひとめでボルボとわかる独自の個性を持っています。グリルレスとし、新たにセグメントデザインを採用したトールハンマー形状のLEDヘッドライトを備えたフロントデザインはなかなか印象的です。
さらに試乗車の鮮やかな「モスイエロー」のボディカラーもよく似合っています。「モス」というのはコケのことで、北欧にはこういう色のコケがあるそうです。
足まわりは標準で19インチが、オプションで写真の20インチの5スポークホイールが設定されている。このクラスでは17インチ程度が一般的なところ、ずっと大きいことも特徴のひとつです。
シンプルで機能的なインテリアには、レザーフリー化のために開発された「ノルディコ」という新素材をはじめサスティナブルを意図したマテリアルがふんだんに用いられています。
新しいインフォテイメントシステムには、ボルボお得意のGoogleがビルトインされています。ステアリングホイールをスクエアな形状として視界と乗降性の向上を図っています。
パワーウインドウのスイッチやオーディオのスピーカーなどドア側には設定されておらず、車両の中央に多くの機能が集約されています。これにより製造時のエネルギー消費とワイヤー類の使用量の削減を図ったのです。オーディオについては前方に配されたハーマンカードン製のサウンドバーが質の高いサウンドを楽しませてくれます。
日中にはティンテッドガラスを備えた標準装備の大開口のパノラマガラスルーフが絶大な開放感を、夜間のドライブでは5つのテーマが用意されたアンビエントライトによる演出を楽しめます。
車内の随所にストレージが設けられているのも重宝します。フロントフードの下にも小さなスペースが設けられていて、そこにエルク模様が隠れているという遊び心も見られます。
全長のわりにホイールベースは長く、車内空間や荷室は十分な広さが確保されています。
荷室容量は318リッターと大きくありませんが、フラットで出っ張りが小さくフック類も充実していて使いやすそうです。フロア下に61リッターものストレージがあり、フレキシブルにアレンジすることができます。
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