VAGUE(ヴァーグ)

スーパーカー世代には今でも人気!? “サーキットの狼”でも活躍したランチア「ストラトス」って覚えてる? 半世紀前の名車とは

ランチアがWRC制覇のために情熱を注ぎ込んだストラトス

 モータースポーツで数多くの功績を残してきたイタリア車ですが、そのなかでもラリー界に大きな影響を与えたメーカーにランチアがあります。

 現在のランチアは「イプシロン」のみがイタリア本国で正規販売されているだけですが、1960年代から1970年代まではラリー界で華々しく活躍していました。

モナコで開催されたオークションに出品された1975年式「ランチア・ストラトスHFストラダーレ」Paolo Carlini ©2024 Courtesy of RM Sotheby's
モナコで開催されたオークションに出品された1975年式「ランチア・ストラトスHFストラダーレ」Paolo Carlini ©2024 Courtesy of RM Sotheby's

 1950年代にはF1にも参戦経験がありましたが、思うほど戦績が残せず、1960年代に主戦場をラリーに移すと目まぐるしいほどの活躍を見せます。

 1966年に投入した「フルビア・クーペHF」の活躍は、フラワーラリーやモンテカルロラリーで勝利するなどラリーシーンにおけるランチアの基盤を築き上げました。

 そのフルビア・クーペHFで得たノウハウを注ぎ込んだのが、1970年にトリノ・モーターショーで導入された「ストラトス」になります。

 ストラトスのボディデザインはランボルギーニ・カウンタックを手がけたマルチェロ・ガンディーニ氏が担当することで、デザインはラリーカーとは思えないほどの流麗なボディとなりました。

 フレームはモノコックとリアサブフレームを組み合わせたもので、パワーユニットはミッドシップに配置するなどレーシングカーと呼ぶに相応しい構成です。

 パワートレインもフェラーリ「ディーノ246」と同じ2.4リッターV6自然吸気エンジンを配置し、最高出力は190psを誇ります。

 また、クーペのような美しさを兼ね備えながらもラリーカーとしての資質も十分で、全幅は1750mmもありながらホイールベースは軽自動車よりもはるかに短い2180mmと現在のクルマでは考えられないようなスペックです。

 しかし、この異様ともいえるスペックが功を奏し、前後オーバーハングが短くショートホイールベースによる回頭性の高さは、ラリー界で大活躍し1974年から3年連続でタイトルを獲得するほどです。

 ただし、ショートホイールベース、ミッドシップハイパワーエンジンはとにかくクイックで、アマチュアドライバーでは手に余るクルマだったようです。

 このようなランチアの顔ともいえるストラトスが、オークション最大手の「サザビーズ」に出品されて話題になりました。

Next1975年式最終モデルはレストアなしの極上個体 落札額は?
Gallery 【画像】風吹裕矢の相棒!? 人気のスーパーカー「ランチア・ストラトス」を写真で見る(26枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介
Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND