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まるで「ラリーマシン」のように迫力満点! 個性派トヨタ「クラウン・クロスオーバー」の特別仕様車「RSランドスケープ」の実力とは?

ライトウエイトスポーツカーのような軽快な走り

 各部が専用仕立てになっている「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」は、その分、乗り味がスタンダードな「クラウン・クロスオーバー」とは異なります。

ラリーマシンのようなルックスが迫力満点のトヨタ「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」
ラリーマシンのようなルックスが迫力満点のトヨタ「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」

 その走りをひと言で表現するなら「おおらか」というのが正しいでしょうか。

 ベースモデルである「クラウン・クロスオーバー RS」の心臓部は、2.4リッターターボエンジンに高出力モーターを組み合わせた高出力型のハイブリッド。後輪はモーターだけで駆動する電気式4WDながら、舗装路では後輪へ多くの駆動トルクを配分することもあり、峠道を走るのが楽しい“コーナリングマシン”に仕上がっています。

 対して、「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」はオフロードタイヤの装着やリフトアップにより、ベースモデルに比べるとシャープさが控えめになっている一方、しなやかさはレベルアップ。走行中のロール感は絶妙で、ライトウエイトスポーツカーのような軽快な走りを楽しめます。

 もちろん、絶対的なコーナリング性能や走行安定性はベースモデルにかないませんが、それと引き換えに手に入れたしなやかさは、まさにツウ好みの味つけといってもいいでしょう。先ごろ、ポルシェ「911」のクロスオーバー仕様「911ダカール」が大きな話題となりましたが、それと同じ方向性の仕立てとなっています。

 そんなおおらかな走りとともに、乗り心地が良好なのも「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」の魅力。ベースモデルよりも乗り心地はよくなり、リフトアップによって着座位置が少し上がったことから乗降性も向上。見た目はワイルドな雰囲気ですが、それとは裏腹にコンフォートで使い勝手も向上しているのです。

 使い勝手といえば、国内仕様のスタンダードな「クラウン・クロスオーバー」には設定のないトランクスルーが設けられているのも、「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」の隠れた美点といえるでしょう。

 これまでアメリカ仕様には採用されていたトランクスルー機構が国内向けの「クラウン・クロスオーバー」になかったのは、「アメリカ向けよりもグリップの高い日本仕様のタイヤに合わせて車体剛性を高めるため」との理由でしたが、オフロードタイヤを履く「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」は、そこまで車体剛性を必要としないのでしょう。

 ちなみに「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」とベースモデルとの装備の違いを見てみると、専用タイヤ、オーバーフェンダー、サスペンション、トランクスルー機構、トレーラーを引っ張る“トーイングヒッチ”などが追加されている一方、電動トランクリッドやイージークローザーなど一部の便利装備、渋滞時の手放し運転機能といった先進運転デバイス、それから緊急時操舵支援など一部の先進安全機能が非搭載となっています。購入時には、その辺りも確認しておくといいでしょう。

* * *

 ある意味“温故知新”の特別な「クラウン」といえる「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」は、2024年12月までの期間限定生産車です。気になるなら早めに手を打った方がいいでしょう。

 それにしても、トヨタがこんな思い切ったモデルを提案してくるなんて……。現行「クラウン」はやはり、これまでの「クラウン」とは全く違うモデルとなったようです。

Gallery 【画像】「えっ!…」これがラリーマシンのようなルックスの特別な「クラウン・クロスオーバー」です(66枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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