まるで「ラリーマシン」のように迫力満点! 個性派トヨタ「クラウン・クロスオーバー」の特別仕様車「RSランドスケープ」の実力とは?
日本車で初めて海外ラリーに参戦した初代へのオマージュ!?
次の世代を見据えて「クラウン」の壁を打ち破る……。現行の「クラウン」シリーズをひと言で表現するなら、そんな言葉がピッタリじゃないでしょうか。

現行「クラウン」は4つのボディラインナップを展開し、そのうち3タイプはまさかのSUV。残りのひとつはコンベンショナルならセダンとはいえ、「クラウン」のラインナップがSUV中心のものになるなんて,10年前どころか5年前の人が聞いたって驚かずにはいられないはずです。
そして先日、そんな新世代「クラウン」の個性をさらに際立たせる、特別仕様車が期間限定で登場しました。その名は「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」。そもそも「クラウン・クロスオーバー」自体がクロスオーバーSUVスタイルの4ドアセダンとかなりの個性派なのですが、この特別仕様車は見た目のもっと弾けている1台です。
外径を大きくしたタイヤとサスペンションの変更により、車高は25mmアップ。その上で、結晶塗装のように表面に凹凸を設けたオーバーフェンダーをリベット留め風に装着しています。
しかもタイヤは、トレッドパターンがゴツゴツしたオフロード向けのもので、そこに組み合わされるホイールも、ラギッド感あふれるデザインが目を惹きます。
加えて、タイヤの後方には真っ赤なマッドガード(ドロよけ)まで標準装備。その野性味あふれるルックスは、トヨタを代表する高級車という「クラウン」の端正なイメージを完全に覆します。
さらに、公式WEBサイトなどに使われている写真には、ルーフにオプションのシステムキャリアまで載せていて、アウトドアとかアドベンチャーといった世界観に仕立てています。
一方、クルマ好きの人は、そのスタイルを見て、こう思うかもしれません。「これってもしかして、ラリー車をイメージしてるんじゃないの?」と。
トヨタは公式に認めてはいませんが、ラリー車みたいなマッドガードを標準装備する辺りからして、それをイメージしているのは間違いないでしょう。
「『クラウン』とラリー? 全くつながりが分からない」。そう思う人もいるかもしれません。でも、実はそうでもないんです。
日本の技術だけを用いてつくられた初めての国産乗用車として、初代「クラウン」が発売されたのは1955年のことでした。そしてその初代「クラウン」は、発売から2年後の1957年に「第5回 豪州一周ラリー」に参戦しているのです。
何を隠そう、これが国産車による初の海外ラリー参戦。すなわち「クラウン」の歴史をひも解けば、モータースポーツに無縁なモデルどころか、日本車による海外ラリー参戦の礎をつくったといえるほどの車種なのです。つまり「クラウン・クロスオーバー RS“ランドスケープ”」は、『クラウン』の歴史にインスパイアを受けて誕生したモデルといってもいいでしょう。
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