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まるでレーサーレプリカのヤマハ「XSR900GP」が大ヒット! ライダーを釘づけにするルックスは「1980年代のGPマシン」がモチーフ!?

ヤマハのスポーツヘリテージはなぜ高い支持を集めているのか

 2024年5月20日に発売されたヤマハのスポーツヘリテージバイク「XSR900 GP」が大人気。1か月ほどで販売店の受注台数が1000台以上を記録するという好ダッシュを見せています。人気の秘密はどこにあるのでしょうか?

スマッシュヒットを記録しているヤマハ「XSR900 GP」
スマッシュヒットを記録しているヤマハ「XSR900 GP」

「XSR900 GP」の開発プロジェクトリーダーを務めたヤマハ発動機のPF車両開発統括部・橋本直親さんは、販売好調の要因を次のようにコメントしています。

「やりきれば伝わるし、思いを込めれば刺さるということを実感させてもらっています。開発プロジェクトに携わったみんなの思いがお客さまに届いたことが何よりうれしく、ありがたいですね。

 企画や開発の段階から、一定層の方々にはご支持いただけるだろうという期待や想定はありましたが、正直、これほどの反響をいただけるとは思い描いていませんでした」

「XSR900 GP」は、1980年代の世界グランプリを席巻したレーシングバイク「YZR500」をオマージュしたスポーツヘリテージのニューモデルです。

「YZR500」が活躍した当時、空前のバイクブームのまっただ中にあった日本市場。そんな追い風を受け、二輪車免許の取得者数もピークを迎えました。

 並行して、各バイクメーカーもそれぞれの威信を賭けてグランプリレースに参戦。レース自体の人気も高く、レーシングバイクをモチーフとするレーサーレプリカが続々と市場に投入され、二輪車人気にも大きな影響を与えました。

「とはいえ、私たちがねらったのはレーサーレプリカや当時のバイクの再現ではありません。モチーフとなった『YZR500』にヤマハのヘリテージを感じたり、純粋にカッコよさを感じたりした若い世代のエンジニアたちが、放課後活動のような取り組みをスタートさせたことが『XSR900 GP』誕生のきっかけです」(橋本さん)

 エンジニアたちは、ヤマハ発動機の「コミュニケーションプラザ」にしばしば足を運び、往年のレーシングバイクの造形や機能部品などを研究。また、パーツを試作しては試行錯誤するなど、活動を加速させていったといいます。

 その結果、各種電子デバイスなど先進技術が詰まった「XSR900」に、往年のマシンに敬意を払いつつ、現代的な解釈も加えたエクステリアや機能をプラスした“ノスタルジーを超越した新たな魅力の創造”「XSR900 GP」が誕生したのです。

●1980年代の「YZR500」のような存在感抜群のスタイリング

 1980年代のGPファクトリーマシン「YZR500」を想起させるスタイリングが印象的な“スポーツヘリテージモデル”「XSR900 GP」は、上記のように、888ccの水冷4ストローク直列3気筒DOHCエンジンを搭載する「XSR900」がベースとなっています。

 フロントカウル、小型ヘッドライト、セパレートハンドル、カラーリングなどには、往年の「YZR500」をオマージュしたデザインを採用しています。

 そのフロントマスクは、GP500ccクラスのマシンであることを示すイエローのゼッケンプレートがモチーフになっています。

 アッパーカウルには、空力と防風性のバランスを図ったラウンドタイプの大型クリアスクリーンと別体式ナックルバイザーを装備。

 さらに「XSR900 GP」は、アッパーカウルの上端部とフレームをつなぐステーを丸パイプで構成。また、メーターステーには肉抜き加工を施すなど、軽量化とシリアスな雰囲気を両立しています。

 さらに、レーシーなセパレートハンドルを採用しているのもポイントです。トップブリッジ上面部などコックピット回りのボルトはしっかりとデザインされ、質感の向上を図っているほか、セパレートハンドルに対応すべくエアクリーナーボックスカバーも変更されています。

 そのほか、スポーティなライドフィールとツーリングや街乗り時の快適性を両立させるべく、ライディングポジションも一新しています。

 ベースモデルとなった「XSR900」より前傾姿勢をとれるよう、フットレストをより高めに、そして後方に設定。ハンドルの垂れ角や絞り角の調整、および新作シートの採用とヒップポイントのバランスを整えることで、過度な前傾姿勢を防ぎながら、体の一部に負担が集中するのを防いで快適性も確保しています。

 こうしたライディングポジションの変更に合わせ、車体の剛性をチューニング。新しいリアフレームを採用したのに加え、ヘッドパイプ回りやエンジン懸架、ピボット部の締結剛性調整を中心にねじり剛性を強化し、コーナリング中の安定感を向上させています。

 さらに前後サスペンションを専用開発しているほか、フロントのブレーキホースを変更するなど操作性も追求しています。

 また、YRC(ヤマハライドコントロール)や第3世代クイックシフターなど先進の走行支援テクノロジーを搭載するほか、5インチフルカラーTFTメーターやUSB-Cソケットなど便利な装備も充実。日々のライディングを快適に楽しめる1台に仕上がっているのもポイントです。

「XSR900 GP」は、全2色をラインナップ。白をベースに黄色のフロントマスクと赤をプラスした“シルキーホワイト”と、黒とグレーのツートーンで構成された“パステルダークグレー”を設定しています。

 見る人の心を動かすデザインと先進かつ優れた性能を融合したヤマハ「XSR900 GP」。高い人気も納得の、今、注目すべきバイクの1台です。

●製品仕様
・価格(消費税込):143万円
・カラー:シルキーホワイト(ホワイト)、パステルダークグレー(グレー)
・車両サイズ:全長2160×全幅690×全高1180mm
・ホイールベース:1500mm
・シート高:835mm
・車両重量:200kg
・エンジン:水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ
・総排気量:888cc
・最高出力:120ps(88kW)/1万rpm
・最大トルク:93Nm/7000rpm
・燃料タンク容量:14リットル

Gallery 【画像】「えっ!…」まるでレーサーレプリカ! これがヤマハのヒット作「XSR900 GP」です(17枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

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