製造わずか17台の“激レア”車! 伝説のアメリカンスーパーカー 1991年式ベクター「W8」がオークションに登場 どんなモデル?
フェラーリを超えるインパクト!アメリカが生んだスーパーカーがサザビーズに登場
1980年代から1990年代にかけて、アメリカではスーパーカーの製造をメインにした新興メーカーが数多く参入してきました。
そのなかでも、カリフォルニア州でジェラルド・ウィガードによって設立された「ベクター」は、多くの人を魅了しました。

1989年のパリ・サロンで初公開された「W2」は、大きくウェッジシェイプされたフロント周りにステルス戦闘機を彷彿とさせるような近未来のエクステリアは、来場者の注目を集めました。
パリ・サロンでの高評価をうけてベクターは市販化への開発に取り組みをおこない、誕生したのが「W8」になります。
W8は、W2同様に極限まで下げられた全高に超スラントノーズのシルエットが特徴で、ランボルギーニ「カウンタック」や「ディアブロ」のようなひとめでスーパーカーといえるようなエクステリアになっています。
低い全高と太いサイドシルのためドアはシザーズドアが採用され、こちらもスーパーカーならではの装備といえるでしょう。
また、プラットフォームにはカーボン ファイバー、ケブラー、グラスファイバーが使用され、コストを度外視したパフォーマンスに特化したモデルになりました。
パワーユニットは6リッターV型8気筒にツインターボを組み合わせ、最高出力は625ps、最大トルクは880Nmを発生し、3速ATによって伝達されます。
このパワーユニットによるメーカーの公表データは、停止状態から60mph(約96km/h)まで4.2秒で加速、1/4マイルを12秒で走行する性能を持っていました。これは当時の人気スーパーカー、フェラーリ「テスタロッサ」よりも速いものでした。
またメーカー公称最高速度は200mph(約321km/h)を達成するなど、当時でもトップレベルの動力性能でした。
これまでにないスタイルとコンセプトのW8をわずか17台製造したベクターでしたが、その後は財政難のため廃業に追い込まれることになりました。
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