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“眠たげなヘッドライト”がキュート! 人気車“チンクエチェント”の兄貴分「600」は使えるコンパクトSUV!! 気になる公道での印象は?

街乗り用のセカンドカーとして考えればかなり魅力的

「600e」はBEVだけに、どれくらいの距離を走れるのか気になっている人も多いでしょう。

フィアット新型「600e」
フィアット新型「600e」

 1充電当たりの航続可能距離は、カタログ値(WLTCモード計測)で493km。実際はその8割程度と考えても、400kmくらいのロングドライブなら無充電でこなせます。日常的なお出かけに使うクルマとしては、全く問題ないですね。

 ドライブフィールは何か大きな特徴があるわけではありませんが、フツーによくできています。アクセルペダルを踏み込むと、「ドン!」と前に押し出されるようなクセのある加速感が皆無。アクセル操作に対してリニアに加速し、減速時のブレーキフィールも自然です。これならエンジン車から乗り換えても素直に馴染めることでしょう。乗り心地も悪くはありません。

 もちろんBEVということで、これ1台で生活のすべてをまかなうにはハードルが高いのは事実。「600e」を所有するなら、やはり自宅に充電環境が欲しいですし、頻繁にロングドライブに出かける人は、外出先での充電に関する不安もあります。

 その一方、街乗り用のセカンドカーとして考えるならかなり魅力的。そういったニーズにはひと回り小さな「500e」でもほぼ事足りますが、ファミリーカーとしてリアシートの使用頻度が高い人であれば、リアドアがついていた方が何かと便利です。

 特有のスムーズな加速や、エンジンの音や振動がないことによる優れた快適性は、一度乗ってしまうともうエンジン車には戻れないくらいの魅力があるBEV。それは「600e」にも当てはまる美点です。しかも、デザインがキュートでおしゃれな「600e」が自宅にあれば、毎日が楽しくなりそうです。

* * *

 フィアットにはかつて「ムルティプラ」というハイトワゴンが存在していました。1998年にデビューした超個性的デザインの、2列シート6人乗り(3人がけ×2列)モデルを思い浮かべる人も多いでしょう。

 そんな「ムルティプラ」ですが、元祖は1956年にデビューした「600ムルティプラ」という最大6人乗りの超小型ワゴンでした。ちなみにそのメカニズムのベースになっていたのが、初代「600」です。

 せっかくですから、そこからインスピレーションを受けたモデルとして、「600e」ベースの新世代「ムルティプラ」の登場にも期待したいところ。しかも、スライドドアを採用したりしたら、シティコミューターとしてかなりの人気を獲得しそうです。

Gallery 【画像】「えっ!…」人気の「500」より使える! これがフィアットの新クロスオーバーSUV「600e」です(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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