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落札予想は12億円!? 77年前の赤い「特別なフェラーリ」がイタリア初開催のオークションに登場 どんなレーシングカー?

モータースポーツ史に深い足跡を残した貴重な一台

 米国のブロードアローオークションズが2025年5月24日〜25日にイタリアで初開催する「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ・オークション」に、1948年式フェラーリ「166スパイダーコルサ(シャシーナンバー004 C)」を出品すると発表しました。

オークションに登場予定の1948年式フェラーリ「166スパイダーコルサ(シャシーナンバー004 C)」
オークションに登場予定の1948年式フェラーリ「166スパイダーコルサ(シャシーナンバー004 C)」

 166スパイダーコルサは、フェラーリ初期モデルの中でも特に貴重な存在です。このモデルは、フェラーリの名声を築くきっかけとなった166シリーズの一台で、モータースポーツ史に深い足跡を残しています。

 1947年に登場したフェラーリ166シリーズは、創業者エンツォ・フェラーリのレースへの情熱を体現したモデルでした。166スパイダーコルサは特に競技用に開発され、軽量なシャシーと空力を意識したオープンボディを持ち、レースでの優れた性能を発揮しました。搭載する2リッターV12エンジンは、当時の最先端技術で開発されたもので、小排気量ながら高回転域での力強いパフォーマンスが特徴です。このエンジンはジオアッキーノ・コロンボが設計し、フェラーリのV12エンジンの礎となりました。

 今回の出品車両は、シャシーナンバー004 Cで、1948年にフェラーリの初期顧客であるベサーナ兄弟が購入した2台のうちの1台で、当時の重要なレースに出場しました。1948年のタルガ・フローリオでは総合6位に入賞し、1948年と1949年のミッレミリアを含む数々のレースやヒルクライムイベントでも活躍しています。

 このクルマは、1965年から50年間同じ家族によって所有され、オリジナルのボディ、シャシー、エンジン、5速レーシングギアボックスを備え、フェラーリ・クラシケのホワイトブックで公式認定されています。

 また、2019年と2022年にペブルビーチのカーサフェラーリ内で展示されたことに加えて、2004年のペブルビーチコンクールデレガンスクラス賞を含む数多くの賞を受賞しています。さらに、2003年のFCAナショナルミートでのベストオブショー、カヴァリーノおよびFCAプラチナアワード、2006年のカヴァリーノクラシックでのフィーチャーカーとして展示されるなど、フェラーリの伝説を象徴する一台として評価されています。

 このように、1948年式フェラーリ166スパイダーコルサは、フェラーリがいかにして世界的なブランドへと成長していったかを物語る特別なクルマです。その歴史的価値と希少性から、今回のオークションの目玉として世界中のコレクターや愛好家の注目を集めることは間違いありません。

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 この1948年式フェラーリ166スパイダーコルサ(シャシーナンバー004 C)の落札予想価格は、550万ユーロから750万ユーロ(1ユーロ=約160円として、8億8257万円から12億350万円)くらいになるのではと予想されています。

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