VAGUE(ヴァーグ)

全長4.1mの“ちょうど良いサイズ感” 丸目じゃないミニ 新型「エースマン」の走りに“ミニらしさ”はある?

大きさもデザインもさまざまに出揃った新世代ミニ

 MINI(ミニ)というひとつの名前で、こんなに多くのバリエーションを揃えているクルマも珍しいかもしれません。

新型「ミニ・エースマン」
新型「ミニ・エースマン」

 ざっとおさらいをしておくと、現在日本で販売しているモデルだけでも以下のように並びます。

・MINI COOPER(ミニ・クーパー3ドア)
・MINI COOPER 5DOOR(ミニ・クーパー5ドア)
・MINI COOPER CONVERTIBLE(ミニ・クーパーコンバーチブル)
・MINI COUNTRYMAN(ミニ・カントリーマン)

 以上がエンジン付きで、以下は電気自動車です。

・ALL ELECTRIC MINI COOPER
・ALL ELECTRIC MINI COUNTRYMAN
・ALL ELECTRIC MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)

 そしてミニの最高峰スポーツモデルのジョン・クーパー・ワークスが、エンジンモデルの3ドア/コンバーチブル/カントリーマンALL4、そして電気自動車の3ドア/エースマンに用意されます。

 ボディサイズが異なり、ドアの枚数が異なり、車高が異なり、オープンカーもありとさまざまな顔を見せますが、どれを取り上げてもすぐにミニだとわかるデザインに仕上げているところがにくいです。

 単に角が取れた丸い形をしているだけでもないし、みんな丸いヘッドライトにしているわけでもない。でもなぜかオールニューの新型車が出ても、そのシルエットや何気ないディテールによりミニとわかってしまう。これはデザイナーの腕なのでしょう。

 いつものミニの形として認識していても、どこかに新しさを感じることで新型だとわかります。

 逆に考えると、長年大事にしたミニに乗っていてもそう古臭く感じたりすることなく、いつも新鮮な気持ちで乗れるのもMINIのデザイン・マジックかもしれません。

2001年に再登場したミニは、2006年に2世代目になり、2013年の3世代目からはコンパクトクラスの横置きエンジン用のUKLプラットフォームを採用しています。

 そして2023年から順次モデルチェンジしている4世代目からは「FAAR」と呼ぶ電気自動車用のプラットフォームを採用し、ミニ・カントリーマン、ミニ・クーパー3ドアに続いてミニ・エースマンが登場しました。

新世代モデルの一員の新型ミニ・エースマンですが、電気自動車専用モデルなので、他の新世代ミニのようにエンジン搭載モデルは用意されていません。

 プレミアム・スモール・コンパクトというセグメントに当てはまる新型ミニ・エースマンですが、電気自動車のシティ・クロスオーバーという位置付けに魅力を感じる人も多いことでしょう。

 電気自動車の魅力を知る人にはミニ・クーパー3ドアでも良いのでしょうが、荷物も積むことがあるし、人も乗せることがあるというなら、このちょっと大きなボディのミニ・エースマンが浮上してきます。

Nextエースマンにも「ゴーカートフィーリング」は健在
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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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