600馬力超えのV10エンジンを搭載した20年前の「ポルシェ」を発見 走行1万キロ弱の極上“最後のアナログ・スーパーカー” の気になる予想価格とは
定期的なメンテナンスにアップグレードもされた極上の1台
間もなく米国フロリダ州のコーラルゲーブルズで開催されるRMサザビーズのオークションに、2005年型のポルシェ カレラGTが出展されます。どんなクルマなのでしょうか。

1990年代後半、ポルシェはGT1に代わる新たなル・マン プロトタイプの製作を目指していましたが、レギュレーションの変更により日の目を見ませんでした。
そこで、このプラットフォームを基に公道で走れるスーパースポーツカーとして生まれたのが、このカレラGTです。
カレラGTは、フェラーリ「エンツォフェラーリ」、メルセデス・ベンツ「SLRマクラーレン」、そしてフォード「フォードGT」といったスーパースポーツカーのライバルと、市場で鎬を削りあうことになります。
カレラGTは、わずか220ポンド(約99kg)という軽量のCFRP製タブをはじめ、軽量化と究極のパワーというレーシングカーの原則に明確に基づいて作られています。
この軽量タブはエンジン サブフレームも構成し、足まわりにはレース用サスペンション、大径カーボンセラミック モノブロックブレーキ、鍛造マグネシウム合金製センターロックホイールも採用しています。
パワートレーンも軽量化が図られ、5.7リッターのV型10気筒エンジンはアルミニウム製のピストンやインテークマニホールド、チタン製コンロッド、鍛造クランクシャフトなどを採用しています。
潤滑はドライサンプ方式で、最高出力は605馬力を発生しながら、エンジン単体の重量はわずか452ポンド(約203kg)でした。
0-60mph(約96km/h)加速は4秒未満、0-120mph(約192km/h)加速もわずか10秒という、驚異的なパフォーマンスを発揮しました。
ボディ下面のフラットボトム化で高速走行は安定しており、75mph(約120km/h)で展開する格納式リアウイングと連動して、ダウンフォースを増大させました。
今回の出展車、車体ナンバー「0994」は、2005年8月1日に完成したモデルです。米国で新車販売されたカレラGTはわずか644台でしたが、そのうちの1台です。
GTシルバーメタリックのボディカラーにダークグレーのオールレザー インテリア、バケットシート、エアコン、CDラジオ、そしてポルシェ エクスクルーシブによるレザー ステアリングホイール、GTシルバーメタリック塗装ホイール、GTシルバーシートベルトなどのカスタムオプションが装備されています。
2020年から、コネチカット州の専門家から定期的なサービスを受けています。オーリンズ製のアジャスタブル ダンパー(1万6000ドル=約245万円)でアップグレードもされました。
2025年1月には5万5000ドル(約842万円)をかけて、エンジンをおろしてクラッチやバルブカバーシールなどを交換し、オンボードテレメトリーやインフォテインメントシステムに必要なアップグレードもされました。
オークション用のカタログ作成時、走行距離は4600マイル(約7360km)未満です。工具やオーナーズマニュアルなどの書類も揃っています。
「最後の偉大なアナログ スーパーカー」とも呼ばれるカレラGTは、多くのエンスージャストが憧れる1台です。
この2005年型のポルシェ カレラGT、オークションでの落札価格は140万USドルから170万USドル(1USドル=153円として、約2億1420万円から約2億6000万円)と予想されています。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】