4代目へ進化したBMW新型「X3」は何がスゴい? SUVとは思えない軽快さはお見事! “駆け抜ける歓び”はライバルより濃密です
官能性の高さでドライバーを高揚させる直6エンジン
そんな新型「X3」の日本仕様は、現在、全3タイプのエンジンを設定しています。

「20 xDrive xLine」には、190ps/310Nmの2リッター直列4気筒ガソリンターボを、「20d xDrive Mスポーツ」には、197ps/400Nmの2リッター直列4気筒ディーゼルターボを、そして「M50 xDrive」には、381ps/540Nmの3リッター直列6気筒ガソリンターボを搭載。いずれも電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様となっています。
そのうち今回は「20d xDrive Mスポーツ」と「M50 xDrive」に試乗しました。
「20d xDrive Mスポーツ」は、まずディーゼルっぽくないエンジンフィールに驚かされます。
ディーゼルらしさを感じるのは、アイドリング時に響く“ガラガラ音”と、低回転域での太いトルクくらい。エンジンのレスポンスや高回転域での伸び感は、ガソリン車といわれれば錯覚してしまいそうなほどでした。

加速の力強さが十分以上なのに加えて、省燃費や燃料コストの安さからランニングコストを抑えられるのも大きな魅力といえます。
一方、381psのハイパワーエンジンを搭載する「M50 xDrive」は、ひと言でいえば“スポーツカーのエンジンを積んだSUV”といった印象。
速いのはもちろんのこと、レスポンスの鋭さ、アクセルペダルを踏めば踏むほどパワーがわき出してくるかのような力強さ、高回転域での炸裂感、そして耳に心地いい音といった官能性でドライバーを高揚させてくれます。
加えて、シフトアップ時のキレのよさ(あえて変速感を強調する演出を施していると思われる)や、シフトアップ/ダウン時の爆発音=バブリング音など、スポーツカー好きをも楽しませてくれる演出がお見事です。
イマドキは、「5シリーズ」やメルセデス・ベンツ「Eクラス」といった上級セダンであっても、効率を求めて6気筒エンジンを設定せず、4気筒エンジンだけのラインナップとなる時代。
そんな効率重視の現代にあって、SUVであるにもかかわらず、官能性に富んだ直列6気筒エンジンをラインナップしてきた新型「X3」は、クルマ好きにとっては非常に魅力的な存在です。
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BMWの新型「X3」は、走りもスタイリングもひときわスポーティな仕立てが印象的でした。ライバルの「GLC」や「Q5」と比べれば、軽快な運転感覚とルックスが大きなアドバンテージといえそうです。
こうしたクルマづくりには、エモーショナルな要素で迫ってきたライバルに対して明確な“違い”を見せつけることで、ブランドのキャラクターをより明確にしようというBMWの熱い思いを感じさせます。
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