レクサス「LBX モリゾウRR」は“SUV全盛時代”ならではの超本格スポーツカー! メカニズムは「バリバリの武闘派」ながら快適性も譲れない
バリバリの武闘派「GRヤリス」に準じたメカを搭載
MTを選べる、3気筒ターボエンジンを搭載する、車名に人物の名がついている……「LBX モリゾウRR(MORIZO RR)」は、レクサス車としては異例尽くしのクルマです。

“モリゾウ”というのは、レクサス車の味つけを最終決定するマスタードライバーであり、トヨタ自動車の会長でもある豊田章男氏のこと。つまり「LBX モリゾウRR」は、氏がこだわりを持って世に送り出したモデルであり、レクサスに対する“走りのイメージ”を拡張する特別な存在といっていいでしょう。
「LBX モリゾウRR」のベースは、レクサスで最もコンパクトなSUVである「LBX」。しかし「モリゾウRR」の中身は、スタンダードな「LBX」とは全くの別物です。
心臓部は、1.5リッター直列3気筒エンジン+モーターのハイブリッドを採用するベースモデルに対し、「モリゾウRR」は1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジン“G16E-GTS”型を搭載。
また駆動系も、後輪をモーターで駆動するE-Four(電気式4WD)を採用したベースモデルとは異なり、「モリゾウRR」はドライブシャフトを介して後輪へと駆動力を伝達する正統派のフルタイム4WDを採用しています。
これらパワートレインから想像できるように、「モリゾウRR」は単刀直入にいってトヨタ「GRヤリス」のメカニズムを詰め込んだ「LBX」。エンジンも4WDシステムもシャシー構造も、モータースポーツへの参戦を前提としてつくられたバリバリの武闘派「GRヤリス」に準じたものとなっています。
なお製造も、「LBX」のベースモデルを手がけるトヨタ自動車東日本の岩手工場ではなく、「GRヤリス」と同じくトヨタ自動車元町工場が担当。ちなみにこちら、かつてレクサス「LFA」を手がけていた特別なファクトリーなのです。
そんな「LBX モリゾウRR」には、「GRヤリス」とは大きく異なる部分があります。それがボディ形状と実用性。
3ドアでリアシートが極めて狭い「GRヤリス」に対し、「LBX モリゾウRR」は5ドアなので実用性もハイレベル。コンパクトなボディサイズゆえリアシートはさほど広くはありませんが、「GRヤリス」と比べるとはるかに“使える”空間だと断言できます。
また“レクサス基準”で仕立てられたインテリアも「GRヤリス」より上質。内装色、シート表皮の素材、シートベルトの色やステッチなどを自由に選び、自分だけの1台をつくれる“ビスポークビルド”というオーダーメイドシステムが用意される点も、プレミアムブランドならではといえるでしょう。
そんな「LBX モリゾウRR」のルックスは、専用の前後バンパーやフロントグリルを組み合わせることで、ベースモデルにはない迫力を醸し出しています。
また、ボディの両サイドに専用のフェンダーモールを装着。ベースモデルに対して全幅を15mm、トレッドをフロント10mm、リア15mmそれぞれ拡大し、より大きなタイヤを収められるようにしています。
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