いまや新車価格の16倍以上!? 高騰を続ける“公道走行できるF1マシン” フェラーリ「F50」の驚くべき落札価格とは?
349台しか生産されなかった“希少”フェラーリがオークションに登場
2025年2月に米国フロリダ州コーラルゲーブルズで開催されたRMサザビーズのオークションに、1996年型のフェラーリ F50が出品され、高値で落札されました。
どんなクルマなのでしょうか。

1987年に登場したフェラーリ創立40周年を記念したスーパーカー「F40」の成功と高い評価を受け、創立50周年を記念する「F50」は4年の歳月を費やして開発されました。
デザインはピニンファリーナが担当し、ボディはカーボンファイバーやケブラー、ノーメックスハニカムで成形された曲線的なスタイルでした。
このボディには取り外し可能なタルガトップが付属して、バルケッタ(オープン)とベルリネッタ(クーペ)の両方のスタイルを楽しめました。
パワーユニットは、F1グランプリやスポーツカーレースなどで多くの栄冠を獲得したV型12気筒エンジンをベースに、排気量は4.7リッターに拡大されました。
とはいえ公道でも扱いやすいようにデチューンされ、それでも513馬力の最高出力と347ポンドフィート(470Nm)の最大トルクを発生しました。
「ロード&トラック」誌のテストでは、0−60mph(約96km/h)加速は3.6秒、最高速度は202mph(約323km/h)を記録しています。
このハイパフォーマンスに対応すべく、前14インチ/後13.2インチの巨大なローターとアルミニウム ピストンを備えたブレンボ製のブレーキも装着されました。
さらに、レーシングスタイルの燃料電池や液晶メーターパネルなどは、F1マシンからフィードバックされました。
そ れでも、レザーシートやエアコン、車高調節機能など、快適装備も充実していました。
F40は生産台数が多すぎて希少性が薄れたという批判に応え、F50は1998年までに349台しか生産されませんでした。
こうしてF50は、「288GTO」や「F40」、「エンツォフェラーリ」、「ラ・フェラーリ」、「F80」と並ぶビッグ6の1台として、今もなおフェラーリのエンスージャストに愛されています。
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