VAGUE(ヴァーグ)

ミニ「クーパー5ドア」は優れた利便性とおしゃれさを融合したハッチバックの秀作! 元祖の3ドアに通じる「爽快な走り味」も魅力的

5ドアになっても走り味はやはりミニそのもの

 そんな“5ドアのミニ”、走りはどうなのでしょうか?

ミニ「クーパーS 5ドア」
ミニ「クーパーS 5ドア」

 5ドア化のためにホイールベースと全長が延ばされたとはいえ、やはりミニはミニ。ステアリングを切った際の反応はクイックで、面白いほど軽快に向きを変えていきます。

 乗り心地は、一般的なコンパクトカーと比べて良好ではないものの、かつてのミニと比べれば大幅に“丸く”なりました。キビキビと曲がる感覚と合わせ、ミニの個性といっていいでしょう。ミニのアイデンティティは最新の5ドアにもしっかり継承されているのです。

 最新の「クーパー5ドア」に設定されるパワートレインは、「クーパーC」に搭載される1.5リッター3気筒ターボ(156p/230Nm)と、「クーパーS」に積まれる2リッター4気筒ターボ(204ps/300Nm)の2種類。3ドアにある電気自動車版は設定されていません。

 1.5リッター3気筒ターボでも十分に力強い「クーパー5ドア」ですが、回転数の上昇に伴う質感やトップエンドでの伸びやかさという点においては、やはり2リッター4気筒ターボの方が格上です。

 最新のミニ「クーパー5ドア」には、ディスプレイ表示やライティングといったインテリアの演出も変化する、「エクスペリエンスモード」と呼ばれる走行モードが採用されています。

 これで「GO-KART」モードを選ぶと、加速の勢いが増すだけでなく、音によるユニークな演出もプラスされ、運転していてついついテンションが上がってくることに気づきます。やはりミニは、走りが楽しいクルマですね。

 ところで、いまや「小さいもの」を表す表現として一般的に使われる「ミニ」という言葉ですが、実は初代ミニがデビューした当時、このワードは世の中に存在していませんでした。

 小さな新型車=初代ミニを、「ミニチュア」という言葉を縮めた造語である「ミニ」と名づけた結果、1960年代になると「ミニ」を「ミニサイズ」や「ミニスカート」など単語の前につけて“小さいこと“を示すように。その後、小さなものを示す言葉として一般化していったのです。

 見方を変えれば、元祖ミニというクルマは、それほど大きなインパクトを持って当時の人々に受け入れられた証といえるでしょう。

* * *

 初代ミニの誕生から65年以上が経過。ミニにもさまざまなバリエーションが登場しました。

「3ドアでなければミニじゃない」という意見があるのも十分理解できますが、利便性を高めた“5ドアのミニ”という選択肢も、筆者(工藤貴宏)は十分アリだと考えます。スカートの派生形であったミニスカートは現在では定番アイテムになっていますし、何しろ今は、多様化の世の中ですからね。

Gallery 【画像】「えっ!…」利便性が向上しても“らしさ”は健在! これがミニの「クーパーS 5ドア」です(30枚以上)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND