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なぜ「4」から「5」に改名? 新型「A5」セダンはアウディの“明るい未来”を予感させる意欲作! 大型リアゲート採用で使い勝手もハイレベル

「さすがはアウディ!」と思わせる上質なインテリア

 そんな新型「A5」セダンのインテリアは、昨今のアウディ車が得意とするデジタル化をさらに推進したもの。

アウディ新型「A5」セダン
アウディ新型「A5」セダン

 センターディスプレイはオンダッシュ式のフレームレスワイドスクリーンに換装されたほか、助手席の前方にも10.9インチのタッチディスプレイが装着できるようになっています。

 助手席前のディスプレイはパッセンジャー向けのエンタメを充実させるのがねらいで、走行中でも助手席乗員は映像作品を楽しむことができます。

 コックピット回りでは、アウディが積極的にラインナップを拡充している電気自動車と同様、物理スイッチが大幅に削減されています。

 とはいえ、代用の静電スイッチ類は操作時に確実なフィードバックを伝えてくる上、ステアリング周辺のレバー類はアダプティブクルーズコントロールの操作系を含めて以前と変わらぬ仕立てとなるなど、従来モデルと同等の操作性がキープされています。

 タッチスクリーン上で操作するエアコンやインフォテイメント系も同様で、走行中はステアリングスイッチや音声操作でコントロール可能。全般的な操作性は上々と評価できます。

 また、シートやトリム類、ダッシュボードの設えは「さすがはアウディ!」と思わせる上質なもの。ステアリングなどの触感も良好で、所有欲を満たしてくれます。

 レザー表皮が基本となるシートは、フィット感と座り心地が良好。ロングホイールベース化で後席足元もゆとりがあり、フロント/リアシートともに大人の男性が座っても快適に過ごせます。

 そんな新型「A5」は、セダンでありながら大型のリアゲートによる開口部の大きなラゲッジスペースが魅力的。荷室は通常時で445リットルと、ワゴンに迫る容量を誇ります。流麗なシルエットが魅力のモデルながら、優れた実用性を備えているのは大きな美点といえるでしょう。

●往年のドイツ車ファンを魅了するピュアエンジンの走り味

 今回試乗したセダンの「TFSIクワトロ」は、新型の主力モデルになるであろうグレードです。

 動力性能は最高出力204ps、最大トルク340Nmと十分で、約1800kgという重量級の車体ながら、それを意識させない力強い加速を得られます。

アウディ新型「A5」セダン
アウディ新型「A5」セダン

 ボディサイズは従来の「A4」セダンよりひと回り大きくなっているものの、運転していてサイズアップのネガを意識することはありません。

 ドライブしていると、大きなリアゲートを備えているものの、ライバルのセダンに負けないだけの剛性感が魅力的。サスペンションがしなやかに動くのも好印象です。

 熟成された4WDシステムのクワトロは、ドライバーの意思に対してとても従順で、ステアリングを切った分だけ素直にクルマが向きを変えてくれます。

 日本仕様に設定される2リッターのガソリンターボは、いまや欧州車でも珍しくなったモーターアシストのないピュアエンジンです。

 回生による燃費向上や加速時のモーターアシストといったメリットがない反面、回転数を上げていったときやパワーを絞り出す際には心地よい反応を示します。往年のドイツ車ファンなら思わずうれしくなるポイントといえるでしょう。

* * *

 デザイン面では、セダンのフォーマルさと4ドアクーペのスポーティさを融合。対する機能面では、「A4」セダンの走りのよさと「A5スポーツバック」の使い勝手を受け継いだ新型「A5」セダン。

 セダン派だけでなく、スタイリッシュさと実用性の両立を望む欲張りなユーザーの期待にも応えてくれる、頼もしい相棒となりそうです。

Gallery 【画像】「えっ!…」アウディのエンジン車は未来が明るい! これが大きなリアゲートが特徴の新型「A5」セダンです(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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