“マニュアル専用”なのになぜ人気? AT限定免許取得の割合が70%超え…なのにMT専用のホンダ「シビックRS」が20代に支持される理由とは
シビック「RS」はなぜ若者に人気?ホンダ渾身のMTグレード、その理由を探る
ホンダ「シビック」といえば、世界中で愛され続けてきたグローバルコンパクトの代表格ですが、なかでも20代の若者を中心に人気を集めているのが「RS」というグレードです。
どのようなモデルなのでしょうか。

シビックは1972年に初代モデルが登場し、2021年に現行の11代目が登場しました。
「人中心」の思想に基づき、扱いやすさと走行性能を高次元で両立させたこのモデルは、世界累計で2700万台以上を販売してきたホンダの代表的存在です。
現行モデルのボディサイズは全長4560mm×全幅1800mm×全高1415mmです。ハイブリッド仕様「e:HEV LX/EX」では2リッター直噴エンジンにモーターを組み合わせ、ガソリン仕様「LX/EX/RS」には1.5リッター直噴VTECターボエンジンを搭載。
Google機能を統合した9インチのHonda CONNECTディスプレイや、安全運転支援機能「Honda SENSING」なども全車に標準装備され、高い商品力を持っています。
2024年9月の一部改良で新たに追加された「RS」は、シリーズ唯一の6速マニュアルトランスミッション専用グレードです。
外観には、ブラックのヘッドライトリングやドアミラーカバー、シャークフィンアンテナ、エキパイフィニッシャー、そしてRSエンブレムが施され、全体として精悍かつ引き締まった印象に仕上げられています。
走行面では、レブマッチシステムの搭載により、クラッチ操作だけで自動的にブリッピングを行い、シフトダウン時もスムーズな回転同期が可能です。
さらに、シングルマス軽量フライホイールの採用によってエンジンの回転落ちが早くなり、素早く正確なシフトチェンジを実現しています。
加えて、RS専用にチューニングされたサスペンションやステアリングにより、旋回時の一体感と応答性が強調され、荒れた路面でも車体の揺れを抑えるような制御が図られています。
フロントには大径化された専用ブレーキを装備し、初期制動からのリニアな減速感も強化されています。
ドライブモードはNORMAL/SPORT/ECON/INDIVIDUALの4種類から選択可能で、RS専用のウェルカムアニメーション付きメーターなど、走行前から運転意欲を高める演出も施されています。
近年ではMT車の需要が減少し、AT限定免許の取得者が増えています。警察庁の統計では、2023年の普通自動車免許取得者におけるAT限定免許の割合は73%にも及びます。
そんななか、ホンダはあえてマニュアル専用モデルを投入、RSの受注台数は発売から約1か月で約2000台に達し、全体の7割近くを占めるヒットグレードに。購入者の中心は20代であり、若年層からの支持が際立つ結果となっています。
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