昼はとんかつ、夜は和食で――親子何代にもわたって通い続けたくなる「山城屋」の魅力の秘密とは(八丁堀)
●夜ならゆるりと。「なす味噌炒め」、「銀だら西京焼」と美味しいお酒を
ツヤツヤのなすに香りのいい西京焼。西京焼きにはこの日、うどのきんぴらと大根の甘酢漬けが添えてありました。
「西京焼きに合わせるものは、季節によってかわりますね。この銀だらは、市場で一匹丸ごと購入したものを、下処理して半日水気を出してから、西京味噌やみりんなどで作った味噌床につけています」と店主。

築地に近い場所柄、西京漬の専門店も近くに色々あると思うのに、あえて一から手作り。
「だからね、『ここは既製品がないから食べにくる』。と言ってくれるお客さんもいるんですよ」と女将。
老舗飲食店が数ある街だから、いいものがわかるグルメの人も多いであろう八丁堀。味の違いがわかる人にとって、ほぼ全ての料理が手作り、しかも美味しいのは、通い続けるのに大事な条件なのかもしれません。

「茄子の味噌は信州志賀高原の信州味噌をベースに、砂糖やみりんを入れて、柔らかく仕上げています」
そもそも店主の祖父は長野県出身なので、少し前までは信州の手作り味噌を親戚から分けてもらっていたとのこと。「最近では味噌や野沢菜を自分で作るという家は少なくなったのが少し寂しいわね」と女将。
お酒は鹿児島県の芋焼酎や八丈島・福島・大分の麦焼酎などが置いてあり、ボトルでの注文になります。焼酎とじんわり美味しい和食の数々。たまりません。
とんかつを食べにきたはずが、シュウマイも美味しいし、西京漬もとっても美味しい。そして漬物やお味噌汁など、メイン以外のもの一つ一つが全て美味しい。お腹が許す限りもっと食べたい、と思ってしまう山城屋の料理の数々。
もし八丁堀で働いていたら、週2でランチを食べに来るかも。または仕事帰りに、帰る前の息抜き、などと言いつつ刺身や煮物、焼き物とお酒を楽しみに通い続けてしまうかもしれません。
「夜限定のメニューで、ジャンボロースカツ4,000円を頼む人も多いんですよ。揚げるのに時間はかかりますが、いざテーブルに持っていくと、皆様わーって喜んでいただけるんです」と女将。大皿いっぱいに盛られたロースカツ、確かにそれは気になる!
次回は何人かで連れ立って食べに行き、ジャンボロースカツを注文したいと思います!
山城屋
住:東京都中央区八丁堀2-15-8
TEL:03-3551-5079
営:11:00〜13:30(LO)、17:15〜21:00LO
休:土日祝
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