パイクスピークにも出場した “魔改造”された40年前の「パンテーラ」をオークションで発見 レース仕様のスゴい“デ・トマソ”とは
特注レース仕様の外観と中身
2025年5月にアメリカで行われたオークションにおいて、特注のレーシング仕様に仕立てられたデトマソ「パンテーラ」が出品されました。
グループ5スタイルを模したこの車両は、どのような特徴を備えていたのでしょうか。

パンテーラは、イタリアのデ・トマソ社が1971年に発表したスーパーカーで、北米市場ではフォード系ディーラーで正規に販売され、ZF製5速MTや4輪ディスクブレーキなどを備えた高性能モデルとして知られました。
フェラーリやランボルギーニよりも手頃な価格でありながら、その実力とデザイン性で高い人気を博しました。
今回出品された車両は、1980年代半ばにDale Bargman Racingによって製造された個体で、グラスファイバー製のGT5スタイルボディとカスタム製クロモリチューブシャーシを組み合わせた特注モデルです。
公道走行は不可能なレース専用車で、ボディは赤白黒の3色で塗装され、「#77」のナンバーと共に存在感を放ちます。
カリフォルニアのLong&Newman Enterprisesによって組み立てられたとされる外装には、大型のクラムシェルフード、フロントスポイラー、2段リアウイングが装備されています。
デュアルエキゾーストや外部キルスイッチなども備え、純正仕様とは一線を画します。
足まわりには16インチのJongbloedレーシングホイールを装着し、タイヤは交換が必要なHoosier製レーシングスリックです。
サスペンションは前後とも独立式で、Koni製の調整式コイルオーバー、前後アンチロールバー、可動式アーム類を備えています。ブレーキはウィルウッド製6ピストンキャリパーとスロット付き2ピースローターの組み合わせです。
インテリアには黒布張りのKirkey Racing製固定バックバケットシートが1脚のみ設置され、Crow Enterprisesのマルチポイントハーネスを装備。パッド付きのロールケージにはドアバーを組み込み、消火システムも完備されています。
ダッシュボードはアルミ製で、10krpmタコメーターと各種補助計器を装備し、速度計やオドメーターは非装備です。代わりにホッブズ製の時間計が設置されており、94時間を表示しています。
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