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実はトヨタじゃなかった!? 日本初の“ターボ車”は45年前に登場した日産の高級セダンだった! ハイパワー時代の原点に迫る

ターボ=スポーツカーの常識を変えた初の国産モデル

 ターボエンジンといえばスポーツカーの代名詞というイメージが強いかもしれませんが、日本で最初にターボを搭載したのは、意外にも日産の高級セダンでした。

5代目セドリック(430型)の4ドアハードトップ ターボ ブロアム
5代目セドリック(430型)の4ドアハードトップ ターボ ブロアム

 1979年12月、日産が発売した5代目「セドリック」と6代目「グロリア」(いずれも430型)に、国産乗用車として初めてターボエンジンが搭載されました。採用されたのは2リッター直列6気筒の「L20E・T型」で、最高出力145馬力、最大トルクは206Nmを発揮。当時の2リッター自然吸気エンジンが100馬力前後だったことを考えると、そのパワーアップぶりは目を見張るものでした。

 興味深いのは、この日本初のターボ車がスポーツモデルではなく、重厚な高級セダンだった点です。1970年代後半は排出ガス規制の影響でエンジン性能が大きく抑えられていた時期。ターボは燃費性能を維持しながら出力を高める技術として注目されており、その先駆けとして日産がいち早く実用化にこぎつけたかたちです。

 L20ET型は、構造こそシンプルなOHCながら、シングルターボで効率的に過給を行い、トルクフルな走りを実現。当時のカタログには「これがターボの走りか」と驚きをもって受け止められたという声も残されています。モデル末期だった430型にターボ仕様が追加されたのは、次世代に向けた先進技術をアピールする狙いもあったのでしょう。

 その後、ターボエンジンはスカイラインやフェアレディZ、ブルーバードなど幅広い日産車に波及。1980年代の“ターボブーム”を生み出す大きな原動力となりました。「ハイパワー=ターボ」という価値観は、「セドリック/グロリア」から始まったと言っても過言ではありません。

Gallery 【画像】国産初の“ターボ車”からGT-Rまで! 日産とライバルたちが築いた“ハイパワー時代”の名車を写真で見る(25枚)
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