サーキット走行も長距離ツーリングだってこなしちゃう!? 公道走行もツラくない ミドルクラス「スーパースポーツ」バイク3選
パフォーマンスよりも“ファンライド”
ミドルクラスのSSの中には、サーキットパフォーマンスを重要視したモデルも存在します。
その中でもユニークなのはアプリリア「RS660」です。

最高出力73.5kW(101馬力)/10500rpm・最大トルク67Nm(6.83kg)/8500rpmのスペックを誇るエンジンは、4気筒ではなく659ccの水冷直列2気筒DOHCとなっています。
ショートストローク・高回転型とすることでパワーを絞り出しているエンジンで、公道よりもサーキットでのパフォーマンスにフォーカスしていることがみて取れます。
エンジンパワーモード選択/エンジンブレーキ制御/トラクションコントロール/ウィリーコントロール/上下クイックシフトを備えていることからもそれが読み取れます。
しかし公道を割り切っていないのも特徴。その証拠にクルーズコントロール機能を標準装備しています。車重(後述)もかなり軽量なので、取り回しもラクそうです。
アプリリアはMotoGPにも参戦しているブランドですが、2気筒のミドルSSをあえて新規製作したということは、絶対的な速さとは違う面をアピールしたいのではないのでしょうか。
もう1台、 ホンダがラインナップするミドルクラスのモデル「CBR650R」は、バランスの取れたSSと言えます。

エンジンは、648ccの水冷直列4気筒DOHCで、最高出力70kW(95馬力)/12000rpm・最大トルク63Nm(6.4kgm)/9500rpmを発揮します。
ざっくりいえば1000ccのSSの半分のスペックですが、バイクでこれだけの馬力があれば十分に速いと言えます。
そして最高出力の発生回転数が1万2000rpmと高回転であることも注目点です。4気筒エンジンらしいカン高いサウンドを聞けるでしょう。
さらにCBR650Rには、クラッチ操作を完全自動化した「Honda E-Clutch」搭載モデルも登場しました。
ギア変速はライダーが行うもののクラッチレバーを握る必要がなく操作がラクになります。サーキット走行でも操作が単純化されるので、より走りに集中できるでしょう。
またクラッチレバーは従来のまま装着されているので、自動に違和感があればマニュアルモードを選択して従来通りの変速操作が可能です。
ちなみにCBR650Rのボディサイズは、全長2120×全幅750×全高1145mmで、ホイールベースが1450mm、シート高が810mmで、車重が209kg(E-クラッチ車:211kg)となっています。
※ ※ ※
今回紹介したSSは100馬力級のミドルですが、たかが100馬力と侮ると痛い目をみます。
実際にサーキットで全開にすれば、異次元の加速を見せ、エンジンが高音で唸り恐怖を感じるはずです。
しかし、100馬力のマシンは、200馬力級の1000cc車よりも扱いやすいのは事実です。
1000ccが上級・プロ用と考えると、ミドルは中級から中上級ほどのポジションとなります。
そして何より、公道で乗っても楽しさを味わえます。
“1台でツーリングにも行けてサーキットも攻められる”
こんな欲張りを叶えてくれるのは、実はミドルクラスSSなのかもしれません。
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