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落札予想は5億円超え!? 34年前の「真っ赤なF40」が米国オークション登場 走行距離わずか2737kmの“極上フェラーリ”とは

米国仕様のF40が驚きの低走行で現存

 米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日に米国カリフォルニア州で開催される「モントレージェットセンター2025」において、1991年式フェラーリ「F40」を出品すると発表しました。

フェラーリ「F40」。走行距離は約2737kmの極上個体
フェラーリ「F40」。走行距離は約2737kmの極上個体

 1987年、フェラーリ創立40周年を祝うスペチアーレ・モデルとして登場した「F40」は、公道を走るレーシングカーというコンセプトを体現した伝説的スーパーカーです。カーボンやケブラーなど当時最先端の軽量素材を採用した車体に、478馬力を発生する2.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高速度は320km/h超え。パワーステアリングやABS、トラクションコントロールといった電子制御は一切排除され、ドライバーとの直結感を突き詰めた一台として、今なお神格化されています。

 今回出品されるのは、1991年に米国のマサチューセッツ州の正規販売店を経由して米国市場にデリバリーされた個体です。新車時のウインドーステッカーも残されており、新車価格は42万3250ドルで、当時の日本円に換算するとおよそ5713万円でした。最初のオーナーが数年所有したのち、1993年から2025年までの32年間にわたりニューヨーク州のオーナーが保管していました。

 走行距離はわずか1701マイル(約2737km)で、外装・内装・機関すべてが極めて良好な状態を維持。燃料キャップの「S(左)/D(右)」のエポキシ刻印、ヒンジ部のブラック塗装、スピードライン製ホイールのエッチングなど、工場出荷時のディテールも綿密に保持されており、知識あるF40愛好家ほど価値を見出す、オリジナルの姿を完全に残した一台となっています。

 米国仕様のF40はヨーロッパ仕様に比べて重量こそやや増しているものの、約40馬力高い出力や2ピースシート、DOT対応バンパー、可変車高システム非装着などの違いがあり、独自のコレクター価値も高いと言われています。この車両も例に漏れず、アルミ製燃料タンクやUSAマーキング付きサスペンションなどが現存し、工具やマニュアル、シリアルナンバー入りサービスブックもすべて揃っています。

 エンツォ・フェラーリが最後に関与したモデルとして神格化されるF40。今回の個体は、その価値と純度を示す究極の一台といえるでしょう。

 オークションでの落札予想価格は335万ドルから350万ドル(日本円で約5億490万円から5億2751万円)に設定されています。

Gallery 【画像】「え…、走行距離少ない!」極上コンディションで現存する“米国仕様”フェラーリ「F40」を写真で見る(36枚)
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