ブリヂストン新「ブリザック」はどう進化? 氷の上や一般道で試してわかった 新型スタッドレスタイヤ「WZ-1」の“誰でも感じられる”性能向上とは
肝心の「氷上性能」はどう?
次に、スケートリンクに戻りアイス性能を確かめます。外気温とスケートリンク屋内の気温差に戸惑いながら、現行型であるブリザックVRX3と新しいブリザックWZ-1の比較試乗をしました。
試験車両はトヨタ「ヤリス」で、タイヤサイズは185/60R15 84Qです。

まずは現行型のVRX3から。このVRX3も、発売から4年が経っても定評のあるスタッドレスタイヤで、トップレベルの氷上性能のために特に降雪地域のユーザーには人気です。アイス路面でも恐れることなく走ることができ、期待どおり曲がり、止まり、発進できます。焦ることなく運転することができ、安心感があります。
続いて新ステッドレスのブリザックWZ-1に乗ると、ゼロ発進からグリップが良く、路面に食いついて加速していくのがわかります。これなら札幌や旭川の凍った交差点での発進でも、タイヤが空転する頻度が減りそうです。また加速途中のアクセルコントロールもしやすかったです。
加速/制動だけでなく、2車線道路の交差点を曲がるようなシチュエーションのコーナリングも試してみました。
アクセルペダルのオン/オフにより、走行ラインが膨らんだり戻ったりしますが、ちょっとアクセルを踏み気味にしてハンドルをいっぱい切るとグリップ限界を超えて滑り出すのは、VRX3もWZ-1も同じです。
しかし滑った状態でも、まだグリップが残っている感じでよく粘っているという印象なのがWZ-1です。ここでアクセルを戻すか、ハンドルを戻すことによってタイヤはグリップを回復しますが、回復するときのグリップは氷上とは思えない力強さです。
さらに、コーナリング時に限界線を超えたところでもスポンと抜けてしまうのではなく、まだグリップが残っているので安心感があります。つまり、コントロールできる範囲が広いということです。
横方向のグリップ力としてはスリップアングル(横滑り角)に対してコーナリングフォース(グリップ)のグラフが大きな山型になっている感触です。グリップの山が高いだけでなく、裾野も広いのでドライバーを裏切らない感じです。
アイススケートリンクではせいぜい20km/hほどしか出せないため、スタッドレスタイヤの氷上性能の、ほんのさわりしか体験できませんでしたが、大きく飛躍した新ブリザックWZ-1の性能は確認できました。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】
