落札価格は新車時の約5倍! 1994年式ホンダ「NSXタイプR」が米国オークションで落札 極上コンディションを誇る“国産ピュアスポーツカー”の価値とは
世界に483台のみ! 初代タイプRはなぜ特別なのか?
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日に米国カリフォルニア州で開催された「モントレージェットセンター2025」で、1994年式ホンダ「NSXタイプR」を出品しました。

ホンダNSXタイプRは、1992年に誕生したホンダ初の“タイプR”モデルであり、後に続くホンダ系スポーツモデルの礎となった存在です。ベースのNSXから快適装備を徹底的に取り除き、走行性能を最優先。エアコン、オーディオ、エアバッグ、スペアタイヤ、遮音材などを省き、約120kgもの軽量化を実現しました。
軽量化の要となったのは、アルミメッシュ仕様のエンジンフード、カーボンケブラー製レカロバケットシート、鍛造エンケイ製アルミホイール、MOMO製3スポークステアリング、チタン削り出しシフトノブといった専用装備です。さらに分離加圧式の高応答ダンパーや専用スプリング、大径スタビライザー、専用アライメント設定を採用するなど、足まわりもサーキット志向に最適化されました。
C30A型エンジンは3リッター V型6気筒自然吸気で、内部は一基ごとにバランス取りされた特別仕様。公称出力は当時の自主規制値280馬力ながら、実際は290馬力超を発揮していたといわれます。クロスレシオ設定の5速MTとの組み合わせにより、高回転域の鋭さと中低速域のレスポンスを両立しました。
総生産台数はわずか483台。すべて日本仕様・右ハンドルで、シャシコードで識別可能です。その純粋な走りと希少性は、30年以上経った今も世界中のエンスージアストを魅了し続けています。
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