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“新型が登場しても色あせない”現行型マツダ「CX-5」の魅力とは?! ディーゼルも選べる注目グレード「ブラックセレクション」はコスパのよさが圧倒的

新型にも負けない現行型「CX-5」の魅力とは?

 先日、世界初公開された新型が話題となっているマツダ「CX-5」ですが、本記事でフォーカスするのは、まだまだ現役の現行型。「なぜ今ごろ?」と思う向きもあるでしょうが、実は現行型には、イマドキ見逃せない注目グレード「ブラックセレクション」が設定されているからです。どんなモデルなのでしょう?

マツダ「CX-5 20Sブラックセレクション」
マツダ「CX-5 20Sブラックセレクション」

 しかし気づくと、Cセグメント&DセグメントのSUVって、随分、お高くなりましたねぇ。

 ちょっと前まで、ベーシックグレードなら300万円もあれば買える……というイメージだったのですが、スバル「フォレスター」のベーシックグレード(4WD)は、消費税込(以下同)で404万8000円と400万円の大台を突破。

 トヨタは「RAV4」こそ323万7300円の「X」グレード(4WD)が用意されていますが、「ハリアー」は気づけば、当初、アンダー300万円だったエントリーグレードの「X」がなくなり、今では371万300円の「G」グレード(FF)から。

 さらに日産「エクストレイル」は、ハイブリッドだけの設定ということもあって384万3400円からという設定になっています。

 こうして並べてみると、300万円台後半からというのが、いまやこのクラスの常識になっているのでした。

 そんななか、今もおサイフに優しいプライスタグを掲げるモデルがあります。それがマツダ「CX-5」。ベーシックグレードである「20S iセレクション」は281万500円(FF)と、数値を読み違えたのかと思うほど安い価格設定です。ライバルより手の届きやすい貴重なSUVとして、注目すべき存在といえるでしょう。

 そんな「CX-5」で筆者(工藤貴宏)が注目しているのは、実はこのベーシックグレードではありません。イチオシはそのひとつ上のグレードとして用意されている、314万500円(FF)の「20S ブラックセレクション」なのです。

 エクステリアでは、ブラックのドアミラーカバーとホイールを装備。一方、インテリアでは、赤のステッチを施したパーツを多用することで「スポーティな世界観を表現した」とマツダはこのグレードを解説しています。

 しかし、「ブラックセレクション」の実車をチェックしてみると、この解説では触れられていない装備の充実ぶりに驚きます。

 電動テールゲートに加えて、「CX-5」では大きな方となる10.25インチセンターディスプレイ、さらに、運転席パワーシート、前席シートヒーター、ステアリングヒーター、19インチタイヤ&ホイール、ステアリングシフトスイッチなども装備されています。

 加えて注目したいのが、インテリアの仕立て。シート表皮を始めとするメイン素材が、“合成皮革×グランリュクス”という、合成レザーながら表革っぽいマテリアルとバックスキン調素材のコーディネートになっているのです。

 このインテリア、見るからにスポーティで上級感が漂うもの。「上級グレード用の仕立て」と説明されたら素直に納得してしまうくらい、上質な空間に仕上がっているのです。

マツダ「CX-5 20Sブラックセレクション」
マツダ「CX-5 20Sブラックセレクション」

 つまり「20S ブラックセレクション」は、ベーシックなエンジンに上級タイプに近い装備とインテリアを組み合わせつつ、価格は抑えたハイコスパなモデルといえます。筆者の率直な印象としては、これだけインテリアが立派で装備レベルが充実していれば、十分な所有欲を満足させてくれるだろうと考えます。

 大切なことなので繰り返しますが、これだけの内容ながらFFモデルであれば314万500円。ライバル車ではエントリーグレードにさえ手が届かない価格なのですから、現行「CX-5」ってものすごくハイコスパなんですね!

Nextディーゼルが欲しい人にも「ブラックセレクション」は魅力的
Gallery 【画像】「えっ…!」ぶっちぎりのハイコスパ! これが現行型「CX-5」の注目グレード「ブラックセレクション」です(30枚以上)

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